エンタがビタミン

writer : ume

【エンタがビタミン♪】赤木春恵・89歳。生涯現役女優は「フワフワした和菓子みたいな人」。

“渡鬼の鬼姑”の印象が強い女優・赤木春恵。最近はテレビで姿を見せなくなっていたが11日、東京・港区にて映画『ペコロスの母に会いに行く』の舞台挨拶に登壇した。

車椅子に乗って登場した赤木春恵は、89歳とは思えないほど凛とした姿に観客の視線を釘付けにした。森崎東監督のファンだった赤木は、映画『ペコロスの母に会いに行く』にふたつ返事で出演を決めたという。同じく監督のファンであるという共演者の岩松了、加瀬亮も森崎監督と共に登壇し、笑いありの終始穏やかな舞台挨拶となった。

長崎を舞台に認知症の母親とのおかしくも切ない日常を描いた本作で、母親を見事に演じた赤木。今回の役について赤木は、自身も認知症の母親の介護をしたことが役立ったと語った。

赤木の息子役を演じた岩松は“ハゲちゃびんの僕”を演じるにあたり、カツラを付けるのに毎回3時間を要して大変だったことを明かして周囲を笑わせた。また赤木と共演したことの感想を聞かれると、「赤木さんはフワフワした和菓子みたいな人。飲み込まれる感じがした」と振り返った。

この日は一青窈も登壇し、この映画のために書き下ろした主題歌「霞道(かすみじ)」を熱唱して観客を魅了していた。

認知症の母みつえとバツイチ“ハゲちゃびんの僕”の愛おしくてホロリ切ない僕らの毎日。一青窈も「信じられないくらい号泣した」という映画『ペコロスの母に会いに行く』は、11月16日(土)より全国ロードショー。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)