EU発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【EU発!Breaking News】呆れた校長、11歳の生徒のタバコを容認。“校庭でスパスパ”に関係者ら激怒!(英)

よりによって教育現場のトップが、大切な生徒である少年少女らにそのようなことを告げるとは…。「校庭でタバコを吸ってもいい」。苦肉の策とはいえ、こんな許可を出したイギリスのある校長先生。PTAおよび教育委員会はもうカンカンである。

子供たちに健全なる心と丈夫な体を、そんなことをスローガンにすべき小学校においても、愛煙家の校長や教職員がいることは致し方のないこと。しかし未来ある少年少女、つまり生徒にその害が及ばないよう多くの国の学校が禁煙、分煙に十分な配慮をみせている。ところがこのほど英・リーズ(Leeds)の、ラウンデイという町にある11歳から16歳までの生徒が通う「Elmete Central School」という学校で、75名の生徒が校庭でタバコをスパスパと吸っていることが発覚した。

最年少である11歳の生徒まで含まれており、「ある朝、授業が始まる前に持っていたタバコを没収されたの。でも先生は後で返してくれた。休み時間に校庭で吸うならいいと校長先生が言ったんだって」という説明は、学校PTA、教育委員会、児童保健局の多くの人々をひどく慌てさせた。校長は「その子たちはズル休みにより勉学に遅れがあり、生活態度に問題があったのです。学校での喫煙を許す代わりにそうしたことを改めなさい、というものでした」と事情を説明している。

しかしイギリスでは18歳未満の者へのタバコの販売は禁じられており、すべての学校が教職員に対して厳格な“禁煙ポリシー”を打ち出していることから、リーズ市教育委員会および児童保護局は校長を断固糾弾。今後この学校には専門家が派遣され、タバコや飲酒についての健康被害や問題を生徒や教職員に学ばせる勉強会が定期的に開かれるそうだ。校長も「これではますます生徒のズル休みが増える」と肩を落としていることであろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)