NMB48・TeamM公演で、台湾からやって来た1人のファンが客席からアンコールの口上を述べる場面があった。先日NMB48のメンバーが台湾を訪れたことへの感謝を、台湾のファンを代表して彼が伝えにやって来たのだ。たどたどしい日本語ながらも心のこもった口上を舞台裏で聞いていた彼女たちは、アンコールに応えて出てくると「泣きそうになった」と感激していた。
10月28日に大阪市中央区難波のNMB48劇場で行われたTeamM公演で、ステージを終えたメンバーが一旦下がった後にいつものように発せられたアンコールがNMBファンの間で話題となっている。
台湾から来た男性ファンが「先日、メンバーのななさん、まおきゅん、ふぅちゃんの3人で台湾に来て下さって、本当にありがとうございました」、「今日、台湾のファンの皆さんのこの感謝の気持ちをメンバーに改めて伝えたいと思います」と口上を述べ始めたからだ。
彼ははじめに「10月に生まれた方、お誕生日おめでとうございます」とこの日の公演の主旨をおさえた上で、「スタッフさん、やらせてくれてありがとうございました」と語っており、事前に了解を得ていたのだろう。
実は3日前の25日に山田菜々と矢倉楓子、三田麻央の3人が台湾観光局の企画で台湾を訪れて、テレビに出演していた。彼は「台湾にはNMBに熱心なファンが大勢いるので、今回のロケをきっかけに将来台湾にもNMBのイベントや公演を行われることができればいいなと願っています」と、台湾での活動を望むファンの気持ちを代表して伝えたのだ。
「劇場でチームMのパフォーマンスを見ることは初めてです! 本当に素晴らしくてすごく感動しました。本当に最高のプレゼントです!」と熱く語ると、日本のファンたちも「オーッ」と歓迎する。彼が最後に「ですからこちらも最高のアンコールをいきます。よっしゃアンコールいくぞ!」と掛け声をかけると、劇場中から「アンコール!」が沸き起こった。
アンコールに応えるためにステージに再び登場したTeamMのメンバーは「裏で聞いていて泣きそうになった」と感激しており、台湾に行った山田菜々たちは「私たちは台湾に行っておいしいものをたくさん食べて、幸せな思いしかしていないのに、サプライズでそうやって言っていだだけるなんて」とお礼を言い頭を下げていた。
TeamM全員によるパフォーマンスを披露してステージを終えると、最後に退場しようとした山田菜々が「みなさん、ひと言いいですか?」とステージの中央に進み出て、「台湾にっ、行きタイワン!」とダジャレで締めたのである。
その彼女が公演後に『山田菜々 Google+』で、「台湾から来てくださった方が、素敵なアンコールを始めてくださり、今日来てくださった皆さんが一緒に大きなアンコールをしてくださいました」とその件に触れて、「嬉しかった! ありがとうございました」と改めて感謝を伝えている。
AKB48グループとして2011年にTPE48(ティーピーイー フォーティエイト)の計画も発表されているが、その後の進展は知らされていない。今回のような動きがきっかけとなりTPE48の計画も進めば、台湾のファンも喜ぶだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)