中居正広が火曜レギュラーを務めるバラエティ番組『笑っていいとも！』で“ハサミさん”の力で失くした物が見つかると話したところ、番組に100件を超える反響があった。ネット上でもその件が話題となっているが、実は中居正広の他にもハサミの不思議な力を説く芸能人がいるのだ。

中居正広が10月8日の『笑っていいとも！』（フジテレビ）で失くした物が出てこない時には家にあるハサミを持って「ハサミさん、ハサミさん、僕の失くした○○はどこにありますか？」と尋ねると見つかるという体験談を語った。共演者からは「なんか怖い」と相手にされなかったが、翌週15日に放送された『いいとも』でその件について反響が凄かったと報告されたのだ。

“ハサミさん”にお願いしてなんらかの効果があったという投稿が100件以上寄せられた。「2日間探して見つからなかった物が2分で見つかった」、「失くした靴下が、何回も探したところから出てきた」、「3日前に失くした定期が“ハサミさん”にお願いしてすぐ、警察に届けられたと連絡があった」といった内容だ。

中居によると“ハサミさん”にお願いする時には、ハサミを片手に持って顔の横辺りでチョキチョキさせながら「ハサミさん、ハサミさん、僕の失くした○○はどこですか？」と恥ずかしがらずに胸を張って尋ねることが大事だという。

番組でメンタルクリニックの医師に見解を求めたところ「心理学的にみて、ハサミを顔の横で動かすので脳が恐怖を感じ、記憶を引き出そうとする。脳が死を回避するために感覚を研ぎ澄ましている状態」ではないかということだった。

もっとも、中居正広はそんな現象ではなく「みんながやってしまうとハサミさんが忙しくなってしまうので、あまり広めたくない」とあくまで“ハサミさん”の力だと主張していた。

実は、2年ほど前にも演歌歌手の水森かおりが“ハサミの神様”の不思議な力についてトークバラエティ『ライオンのごきげんよう』で証言しているのだ。彼女の場合は「ハサミの神様にお願いしてハサミを持って探し物をすると失くし物が見つかる」というもので、この時も、番組のHPに「1か月前から探し続けたネックレスが5分で見つかった」などのメッセージが寄せられた。

しかし、水森かおりの場合は「ハサミを顔の横に持つ」とは話しておらず、その時の身振りでもハサミを探知機のように前に持って探していた。そうなると心理学的に見た「脳が恐怖を感じ…」という要因はあてはまらない。やはり人知の及ばない力が存在するのだろうか。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）