AKB48から上海のSNH48に移籍した宮澤佐江と鈴木まりやが、10月11日にSNH48劇場のステージに立つ。宮澤佐江はツイッターで、公演を前に「AKB48で教わったこの気持ちを上海のステージで魅せつけてきます」と意気込みを伝えている。8月30日のSNH48劇場こけら落とし公演に出演できなかった2人は、今回が同劇場で初めてのステージとなる。

思えば、昨年の8月24日に『AKB48 in TOKYO DOME～1830mの夢～』初日公演で発表された「組閣」で宮澤佐江と鈴木まりやがSNH48へ移籍することとなった時は、メンバーやファンもショックだった。事前に打診を受けていたとはいえ一番辛かったのは本人たちだ。11月1日に正式に移籍したもののビザがおりずに、2013年1月12日に上海市内で行われたSNH48のお披露目公演ではステージに立つことができなかった。

それでも彼女たちはAKB48の活動と並行して、上海に渡ってはSNH48のメンバーに振付けやアイドルとしての心構えを指導してきた。8月30日には中国・上海市にSNH48専用劇場がオープンしたが、その初日公演にも事務手続きが間に合わずに出演できなかったのだ。

「色々あるけどやることやらなきゃね！」、「悔しさに負けない」とつぶやいていた2人が10月11日、ついにSNH48の劇場公演に出演する。宮澤佐江は『宮澤佐江（oyasuminaSAE_m）　ツイッター』で、「SNH48の曲を聴いてると、必ず涙が出そうになる。歌への思い出と、この1年の状況と、今の喜びと…いろんな思いが込み上げてくるからかな？」とこれまでを振り返りながら、「涙は絶対に見せない。AKB48に入った当初に教わった最初のこの気持ちを上海のステージで魅せつけてきます。それが“今の自分にできること”」と決意していた。

そして出演する11日の朝には「宮澤佐江、鈴木まりや、上海のSNH48劇場に立ちます！」と改めて伝えている。「やれること、みせれること、全て出してくる。恥という言葉を捨てて立ってきます」と燃える宮澤だが、「やっと、メンバーの一員になれる」ということが一番の喜びだろう。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）