元AKB48の増田有華がバラエティ番組『踊る!さんま御殿!!』で、AKB48を辞めた理由を語ったことが話題になっている。同番組では以前に、指原莉乃もAKB48からHKT48に移籍した理由について話していた。状況の違いはあるが、スキャンダル報道について明石家さんまから突っ込まれるという流れは良く似ているのだ。しかしその際の返し方で、バラエティでの対応力の違いが明らかとなった。
増田有華は昨年の11月28日にブログ『増田有華のにゃもしな1日』で、「明日、週刊誌に私の記事が出ます」とDA PUMPのISSAとのお泊り報道を事前に公表し「事実ではないことも書かれていましたが、泊まりにいったことは事実です」と一部を認めた。その後、12月17日にAKB48の活動を終了している。
週刊誌でのスキャンダル報道といえば、AKB48時代の指原莉乃が過去に元ファンの男性と交際していたことを昨年の6月に報じられている。彼女も「本当のこともあるしそうでないことも書かれている」と一部の事実を認めており、プロデューサーの秋元康からHKT48への移籍を言い渡された。
2人に共通するのは報道の一部を認めているが、相手の男性と関係があったか否かについては明言していないことだ。しかし、スキャンダル報道は時と共にバラエティ番組でイジられるようになってくる。
10月8日の『踊る踊る踊る!さんま御殿!! 危ない最強夫婦 別れるなら今でしょ祭』に出演した増田有華は、司会の明石家さんまからAKB48を辞めた件に触れられると「周りと違っていろんな状況があって、すぐ辞めなきゃいけなくなって…」と口を開いた。「辞めなきゃいけない状態って?」とさんまが追及すると、「週刊誌が出てしまって、辞めなきゃいけなくなって」と答えたのだ。
『踊る!さんま御殿!!』では、さんまがゲストのスキャンダル報道に切り込むのが見どころのひとつである。本人は語りづらいこともみんなで笑い飛ばしてしまうので、結果的に気持ちも軽くなるというものだ。指原莉乃もさんまからHKT48へ移籍した理由を聞かれると「写真を売られたんです!」と答えたり、好きな男性のタイプを問われて「秘密を守る人」と返して大ウケしている。最近ではAKB48選抜総選挙で1位になって「週刊誌のおかげです」と発言し、一部のファンから批判を浴びて反省したこともある。
指原莉乃の場合は「秘密を守る人」、「写真を売られた」という返しが自虐ネタとなり、他の番組でも同じパターンでイジられるようになった。増田有華の場合は指原とキャラが違うのでそのつもりはないのだろうが、あえてバラエティで触れるならばさんまがイジりやすい答えを返して欲しかった。バラエティからブレイクした指原莉乃との大きな差がそこにあるのだ。
ただし、増田有華が今回の番組でスキャンダル報道を語ったのは別の意味があったのかもしれない。ISSAが9月26日に自身のブログ『I’s Diary』を更新した。約11か月半ぶりに彼が伝えたのは、「初心を思い出してイチから出直し、これから自分にしか出来ないことをまっとうし、メンバー皆と力を合わせて邁進していくのでよろしくお願いします」という決意だった。それを増田有華が番組収録前に読んで、自身がAKB48を辞めた理由をハッキリ伝えたいと考えたのではないか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)