“謎のオオカミバンド”と呼ばれるロックバンド・MAN WITH A MISSION(マンウィズ)が、音楽バラエティ『ミュージックドラゴン』で不本意な言動を繰り返した。自らを“究極の生命体”とする彼らだが、メンバーの1人(1体)が人間ドックにかかったことを明かしたのだ。さらには好きな女性のタイプまで公表しており、人間くさい面が露呈された。
頭はオオカミで身体は人間という“究極の生命体”MAN WITH A MISSIONが誕生したいきさつについては長くなるので控えるが、メンバーの見分け方には触れておこう。
メンバー中、唯一日本語が話せて通訳を担当するのが、ボーカル・ギター担当のJean-Ken Johnny(ジャン・ケン・ジョニー)だ。彼はアゴがしゃくれているのが特徴である。リーダーでボーカル担当のTokyo Tanaka(トーキョー・タナカ)は右側に舌が出ており、DJ Santa Monica(DJサンタ・モニカ)は左側に舌が出ている。ベース担当のKamikaze Boy(カミカゼ・ボーイ)はメンバー曰く「目がちょっとヤバイ」。ドラムス担当のSpear Rib(スペア・リブ)は常に口を開いて笑っているように見えるので、一番分かりやすい。
10月11日の深夜に放送された『ミュージックドラゴン』にマンウィズの5人(5体)が登場して、Jean-Ken Johnnyの通訳を中心に身振り手振りでトークを繰り広げた。
Kamikaze Boyから「人間ドックに行って逆流性胃腸炎と診断された」と明かされた時は、Jean-Kenも「私も衝撃的ですが」と反応していた。Jean-Kenは「オオカミといえどもストレスがたまることもある」と説明するが、Kamikaze本人は身振りで「お酒の飲みすぎ」が原因だと答えている。オオカミなのにお酒が好きなのだ。他のメンバーもTokyo Tanakaが「卵かけご飯が好き。お米が大好き」と明かせば、Jean-Kenは「パクチーが苦手」と好き嫌いを話していた。
彼らはやはり独特な外見で困ることもあるらしい。雑誌の撮影で動物園に行ったときのことだ。飼育員から「うちの象が暴れたらどうしてくれるんだ! マジで勘弁してくれ!」と怒られたという。オオカミの頭を持つ“究極の生命体”も楽ではないのだ。しかし、逆にその外見で嬉しいことも起きる。音楽番組『ミュージックステーション』に初登場した時には、AKB48も共演していた。すると“こじはる”こと小嶋陽菜が、「カワイイ」とKamikaze Boyの頭を撫でてくれたのである。Kamikazeはその時のこじはるの感想を、「たまらなかった」と語っている。
番組MCの本田翼が、そんなマンウィズに「好きな女性のタイプは?」と尋ねた。周囲から「やはり、Kamikazeはこじはるだろう」と決めつけられるが、彼は首を横に振って「大和撫子がタイプで、本田翼さんが好きです」とアピールした。彼女もびっくりしていたが握手して頭を撫でてあげると、今度はDJ Santa Monicaが立ち上がって「本田翼さんがタイプ」と張り合ってきた。最終的にはデートにディナーを提案したKamikazeが本田翼から選ばれたのだ。
そのようにして“究極の生命体”MAN WITH A MISSIONは少しずつ人間っぽいところを見せてしまうのだが、彼らの日本人離れしたサウンドを聴くとそんな細かいことは吹っ飛んでしまう。10月9日にリリースしたシングル『database feat. TAKUMA(10-FEET)』も、時空や国籍を超えたカッコいい曲に仕上がっている。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)