エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】木村拓哉がドラマ『安堂ロイド』の現場に要望。「大島優子にもっといてもらいたい」

日曜劇場『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』で主演する木村拓哉と柴咲コウの2人が、バラエティ番組『王様のブランチ』で撮影現場の裏話を明かした。アクションシーンは庵野秀明氏の絵コンテをもとに、その都度撮影方法を考えるという。ハードな撮影もあり、木村は「ボコボコになってます」とその過酷さを語った。だがそんな現場に大島優子が入ったときには空気が変わることを、木村や柴咲も証言している。

日曜劇場『GOOD LUCK!!』以来、10年ぶりに共演する木村拓哉と柴咲コウが10月12日の『王様のブランチ』に生出演した。13日からスタートする日曜劇場『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』で、木村拓哉はワームホール理論の最先端研究者で教授の沫嶋黎士と、彼にそっくりな未来型アンドロイド・安堂ロイドの2役を演じる。柴咲コウは沫嶋黎士の婚約者で大手IT会社の広報室長・安堂麻陽役となる。

10年ぶりの共演について、木村拓哉は「10年ぶりとは感じないが、10年の月日で彼女がすごく洗練されたように思う」と語っており、柴咲コウは「『GOOD LUCK!!』を再度見て“若いな”と思うところもあった。今回共演したら最初は懐かしさもあったが、すぐに馴染んで安心感がある」と答えている。

ドラマの内容について尋ねられた木村は「ストーリーを言葉で説明するとすごく抵抗を感じる」としばし考え込み、「生放送だと、言ってはいけないことまで話してスタッフに怒られそうで危険です」と口をにごした。CMでは「僕が殺されても、君は絶対に護るから…。100年先もずっと護るから…」というキャッチコピーが流れるが、安堂ロイドには「君を護るためには誰でも殺す」、「俺は破壊されるのが前提の消耗品だ」というセリフもある。分かりやすく表現すると映画“ターミネーター”のような宿命だ。

向かってくる敵との戦闘シーンも“ターミネーター”に負けぬ迫力だが、そのアクションシーンの撮影が大変なのである。アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』で知られるアニメクリエーター・庵野秀明氏がコンセプト・設定協力を務めており、アクションシーンの絵コンテを描いてくれる。毎回の割り本にそのイラストがあるので、現場でそれを見ながらスタッフが「このシーンを撮るにはワイヤーアクションしかないよね」という風に工夫を凝らすのだ。「それでボコボコになってます」と木村拓哉も苦笑しており、すでに過酷な目にあっているらしい。

現場の雰囲気は普段から良いのだが、そこに沫嶋黎士の妹役を演じる大島優子が現れるとさらに空気が変わる。特に、あるADがハイテンションになるそうだ。木村拓哉は「普段は半レールしか運ばないのに、大島優子ちゃんが入るとテンションがあがってレールを2本持つ。運ぶのが超速くなる」と彼の変貌振りに呆れていた。

「男性のADなので気持ちは分かるが…」と木村もADの気持ちを理解はしている。「動きがハンパないので、いつも大島優子ちゃんにいてもらえたらいいな。でも彼女、超忙しいからね」と望みながらも、「でも、あんまりテンションが高過ぎても困るし」とADが調子に乗りすぎるのを心配するのだった。

大島優子はそんな話題になる数日前、10月8日に『大島優子オフィシャルブログ「ゆうらり ゆうこ」』でドラマについて「木村拓哉さんの妹役、沫嶋七瀬です。ワクワクドキドキ、撮影は丹精込めて丁寧に進んでいます」と伝えている。彼女はハイテンションになったADに気づいているのだろうか。

そんな大島優子ファンのADも裏方で頑張っているTBSの日曜劇場『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』は、10月13日の夜9時から初回15分拡大版としてスタートする。木村拓哉は、「1話を見てもらえば世界観やスピード感が分かってもらえる」と話しているだけに見逃せない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)