SMAPの木村拓哉が、トークバラエティ『A-Studio』で“キムタク”と呼ばれることについて語った。彼は以前“キムタク”と呼ばれるのは嫌だと話したことがあり、それを知るファンはそう呼ぶことが少ないようだ。世間では今も相変わらず“キムタク”という呼び名が使われるが、彼はどのように感じているのか。
人気番組『秘密のケンミンSHOW』で、長野県塩尻市の“キムタクご飯”が紹介されたことがある。学校給食の献立でも人気のあるそれは、キムチとタクアンを刻んで豚肉などと一緒に炒めた物をご飯に混ぜたものだ。
10月11日の『A-Studio』に出演した木村拓哉が、「“キムタク”って食堂のメニューにもありますよね」と笑っていたが、その“キムタクご飯”のことかもしれない。彼はそれを店のメニューで見つけて「これってどういうの?」と尋ねると、店員はしばらく困っていたが「あの~、キムチとタクアンになります」と申し訳なさそうに答えたという。
ずいぶん前になるが木村拓哉は「“キムタク”という名前がひとり歩きしてしまう気がするので」という理由で、そう呼ばれるのを嫌がったことがある。しかし今の彼は、食堂のメニューに別の意味で使われるそれを笑えるようになったのだ。
「みんなが、キムタクって呼んで凄いな」と番組MCの笑福亭鶴瓶が感心したが、木村は「今はみんながニックネームとして認知してくれて、そのように返してくれることに整理がついた」と語っている。“キムタク”呼びを歓迎するわけではないが、以前のように気にはしていないようだ。
そんな木村拓哉が、まだSMAPのメンバーになったかならないかの頃に一番影響を受けたのは、ジャニーズのロックバンド・男闘呼組の岡本健一だった。「おい木村! メシ食ったか、行くぞ!」と彼の車の助手席に乗せられて、「やべえ、ハンパない」と緊張した思い出を明かす。
逆にある先輩からは、「おい、中居、稲垣、草なぎ、香取! 服やるよ!」と自分だけ呼ばれないような仕打ちも受けたそうだ。木村が岡本健一に憧れたように、SMAPのメンバーはそれぞれに目指すべき先輩がいるのだ。今では各自が活躍するようになったが、木村は「SMAPが集まったらプチ怪物くらいにはなる」と5人揃ってこそ力を発揮すると捉えている。
しかし笑福亭鶴瓶は中居正広や稲垣吾郎から話を聞くうちに他のメンバーは「木村拓哉は特別だ」と考えており、SMAPに“キムタク”がいることを誇りに思っていることが分かったという。確かに木村の活躍が、SMAPの人気を牽引する上で重要な役割を果たしたことは否めないだろう。
その木村拓哉が主演する日曜劇場『安堂ロイド~A.I. know LOVE?~』が13日からスタートした。放送を前にして鶴瓶から心境を聞かれた木村は「銀行の話が盛り上がったので…」と前作『半沢直樹』に触れると、「プレッシャーが無いといえば嘘になるけど、それがおもしろさでもある」と答えている。『安堂ロイド』の人気次第で、新たな“キムタク”伝説が生まれるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)