お笑いトリオ・ネプチューンの原田泰造がNHKのトーク番組に出演した。現在出演中の連続テレビ小説『ごちそうさん』の撮影ウラ話や、『ボキャブラ天国』シリーズでブレイクした時の心境などを語り非常に盛り上がった。バラエティ番組のレギュラーを5本も抱えるなど今や引っ張りだこの原田だが、そこに至るまでには苦しい下積み時代があったという。
NHKの人気トーク番組『スタジオパークからこんにちは』、10月30日のゲストはネプチューンの原田泰造であった。登場するなり「はーらーだ泰造です!」と往年の自己紹介を久しぶりに行うなど、いつにも増してハイテンションでトークに臨んだ。
VTRゲストには、『ごちそうさん』のヒロインである女優の杏が出演。共演中の原田について「カメラが回ってない時も気さくに話しかけてくれる。なんでも相談できる」と明かした。これを受けて原田は「役柄に関することを書いたノートを自分で作って、それをチラチラ見ながら気持ちを作っている」と彼女のことを語る。杏の女優としての意識の高さに感心したそうだ。
その後は、お笑い芸人として原田がネプチューンでブレイクするまでの話になった。なんでも原田は「とにかくテレビの中に入りたい」という一心で、小学生の頃から児童劇団に応募するなど行動に移していた。高校卒業後には、時代劇のエキストラで死体役を演じたこともある。1992年に芸能プロダクションのオーディションに合格してネプチューンを結成したが、駆け出しの頃は1つのライブに出演してもギャラは500円。月の収入が「3万あればいいほう」で、他にアルバイトをしながら生計を立てていたという。
「自分の足で立っているような感覚じゃない」という下積み生活を経て、ネプチューンは『新ボキャブラ天国』でブレイクを果たしたが、今やレギュラー番組を5本も抱える売れっ子だ。そんな現状に原田は「とにかく今が最高。今みたいなのがずっと続けばいい」と率直な思いも口にしていた。かつて『しゃべくり007』に出演した武田鉄矢が2代目金八先生役に指名するなど、芸人だけでなく俳優としての才能も高く評価されている原田だが、そこまでの歩みは必ずしも順調なものではなかったのだ。
(TechinsightJapan編集部 TORA)