驚きの運動能力と芸人顔負けの喋りで、大人気のゆるキャラ・ふなっしー。だが多くのゆるキャラは声を出さずに、簡単なジェスチャーをするのが精一杯であろう。無理をして激しい動きをすると、ちびっ子の夢を壊しかねないアクシデントが起こるからである。
公の場でゆるキャラが絶対に避けなければならない事故が、9月25日放送の『PON!』(日本テレビ系)の水曜日のコーナー“yulu-ゆるキャラ見放題-”で起きてしまった。
この日紹介されたゆるキャラはちっちゃいおっさん(兵庫県尼崎市)、たかたのゆめちゃん(岩手県陸前高田市)、ゆがわら戦隊ゆたぽんファイブ(神奈川県湯河原町)、松姫マッピー(東京都八王子市)。この中で八王子商工会議所のゆるキャラ・松姫マッピーに悲劇が訪れたのだ。
番組内の企画でゆるキャラの椅子取りゲームが行われた。そこでちっちゃいおっさんと椅子を争っていた松姫マッピーが体勢を崩し、頭の被り物が取れて髪を束ねた女性の頭がテレビに映ってしまったのだ。この日が初めてのテレビ出演だったという、松姫マッピー。顔を必死に隠す中の女性が何とも気の毒に思える光景であった。
放送後に松姫マッピーは自身のフェイスブックで、「え?? 放送中に何かが見えた…? きゃーみんな忘れてくださぁ~いっ」と可愛らしい弁明をしている。
ツイッターでも「松姫マッピーが『PON!』の生放送中に中の人が丸見えに!」と話題になっている。しかし、「なんか最後は松姫に持っていかれたな」、「中がオジサンじゃなくてよかった」などとゆるキャラとしての知名度アップには貢献したようだ。
有名になることができるのは、ゆるキャラの中でもごく一部。今回は禁じ手ではあったが、松姫マッピーにとっては幸運なアクシデントだったのだ。八王子商工会議所の方々も大目に見てやって欲しい。
(TechinsightJapan編集部 みやび)