主演映画『劇場版 ATARU』の舞台挨拶で福岡を訪れた中居正広が、地元テレビの独占インタビューを受けた。はじめはノリ気でなかった彼だが、リポーターの苦肉の策である“野球盤をしながら”の質問で次第に打ち解けてきたのだ。「一番恥ずかしかった体験」や「SMAPメンバーに直して欲しいところ」などの質問にも本音で答えてくれた。
9月15日(日)の朝、『劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐ 4大都市舞台挨拶ツアー』で中居正広が福岡のT・ジョイ博多を訪れた。大スターに会えるチャンスを逃すまいと、RKB毎日放送のワイド番組『今日感テレビ』では田畑竜介アナウンサーが舞台挨拶後の中居正広を直撃インタビューした。
翌日の16日に同番組でその内容が放送されたが、田畑アナがエレベーターで話しかけるも中居正広はとぼけて逃げようとする。しかし個室で対座した際に、田畑アナがゲームの野球盤を持ち出して「これで打ったら中居さんが質問を選ぶということでどうでしょう?」と提案すると、“永遠の野球少年”中居正広の目が輝いたのだ。結局、打っても空振りしても質問の内容に大差はなかったが、野球盤でノリノリになった彼は戸惑うことなくあらゆる質問に答えてくれた。
中でも「アイドルとして今までで一番恥ずかしかった話」には驚かされた。つい最近のことだ。中居正広が普通に街中で買い物をしていると「すいません、写真いいですか?」と言われたので、「写真だけはちょっと勘弁してもらえますか」と断った。しかし相手は「いや、ホントに押すだけでいいので、すみません」と、シャッターを押してくれと頼んでいたのだ。
中居正広はカメラを持って撮影する格好でうつむき、顔を隠す素振りをしながら「『ここでバレたら、凄く恥ずかしい!』と思って必死に気づかれないようにシャッターを押した」と説明すると、「恥ずかしかったですねー」と今思い出しても冷や汗が出そうな表情を見せていた。
また「SMAPメンバーに直して欲しいところは?」の質問では、興味深い内容を聞くことができた。「メンバーの欠点を直そうとした時期もあった」という中居正広。以前はそうした考えもあったが、今では“欠点”ではなく“個性”として長所と考えるようになったそうだ。
例えばダンスの先生の言うとおりに振付けをしない稲垣吾郎に対して、「ちゃんと踊ってくれないかな?」と不満を感じることもあった。しかしやがて「それは彼の個性を殺そうとしているかも」と思い直し、次第に言わなくなったのだ。「(SMAPが)長くやれているのも、こういうところがあるからかも」と感慨深げに語った。
そんな中居正広も、東京オリンピックが開催される7年後にはアラフィフとなる。彼は7年後のSMAPについて聞かれると、「年齢と共に可動性がドンドン狭くなっているので、昔はできたこともできなくなっているのは確か」と明かしながら、「長くやっていく上で何かおもしろいことを探すのが楽しかったりする」と話している。
今年の4月に『SMAP×SMAP』で放送された“SMAP 5人旅”もそうやって考えた企画だという。中居正広の口ぶりでは7年後もSMAPは活発に動いているようだ。それまでにどのようなことを探し出して楽しませてくれるのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)