モーニング娘。がテレビ番組『おはスタ』に出演して、元モー娘。の久住小春と共演した。久住のモー娘。時代に教育係を担当した道重さゆみは、これまでもラジオ番組などで久住に手を焼いたことを明かしている。この日も番組の企画で道重がその“わがまま”な伝説を話し出したところ、久住が土下座して謝る事態となった。
2002年にモーニング娘。のオーディションに合格して6期メンバーとなった道重さゆみは、2005年の5月6日から7期メンバー・久住小春の教育係となった。
9月24日に放送された『おはスタ』に、シングルが連続3作オリコン1位を記録して再ブレイクと話題のモーニング娘。が出演した。リーダーの道重さゆみは、同番組の火曜レギュラーである久住小春と久々の共演を果たした。
メインMCの山寺宏一から、道重がモー娘。時代に久住の教育係を担当したことが紹介された。「めちゃくちゃ大変でした!」と道重が言い切ると、久住も「たくさんご迷惑かけちゃって、すみませんでした!」とバツが悪そうだ。
そんな2人の関係はさらにあらわになっていく。今のモー娘。はフォーメーションダンスを特徴としており、それについて解説した道重が「みんなで、ひたすらそろえているよね」と練習の苦労を語った時だ。久住がダンスのカッコよさに「小春も胸騒ぎしちゃって、またやりたくなっちゃった」と笑顔で口にすると、道重から「小春には無理!」とバッサリ斬られていた。
番組の企画である「モーニング娘。が告白。語り継がれる小春伝説」が始まると、リハーサルでも触れなかったらしく久住小春は全く知らなかったらしい。「えー、やだやだやだ」と慌てていた。
モー娘。ファンの間では有名なエピソード“電話回線伝説”について語った道重。彼女が久住の教育係になったばかりの頃である。久住から「大変です! すぐにお家に来てください!」と電話があったので、慌てて自宅に駆けつけた。すると「電話線つないでください」と久住に言われたのだ。
道重は「テレビの録画をしてください」と言われたことも明かし、さらに続けようとした時だ。「どうもすみません!」と久住小春が額を床につける見事な土下座をして詫びたのである。
その後も、他のメンバーから先輩やマネージャーから聞いたというエピソードが暴露された。「照明のライトで日焼けすると思い、いつも日焼け止めを塗っていた」、「マネージャーや先輩から怒られても落ち込まず、全く動じない」というものだが、道重の暴露に比べるとまだ可愛い。
久住小春の実態を経験しているのは、道重さゆみだけなのだ。彼女は久住の動じない性格について「こんなに聞きわけが悪い子がいるんだと思った」、「今日もきっとルンルンで帰るはず」と容赦ない。最後に感想を求められても、「珍しく小春ちゃんが動揺していたので、してやったりです」と笑みを浮かべて見せたほどだ。
実は、2人の間には教育係時代の他にも気まずい出来事があったのだ。道重さゆみも出演しているラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)に今年の1月、久住小春がゲスト出演した。
久住はモーニング娘。を卒業した理由について、「今だったら取り返しがつくと思った」、「このままうまくいったら、どうなってしまうんだろうって思った。一生アイドル…」という主旨の発言をして、道重から「そんな言い方ないでしょ! ひどい」と反感を買っている。
その経緯を知らずに今回の『おはスタ』を見ると、あるいは道重さゆみが意地悪に映るかもしれない。教育係時代の“わがまま”エピソードと「今だったら取り返しがつく」発言によって“道重さゆみVS久住小春”ともいえる関係となり、そのため自然と久住に対して辛く当たってしまうのだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)