メンタリストのDaiGoが久々にバラエティ番組に姿を見せた。「引退を考えている」と発言したこともある彼だが、現在はどのような活動を行っているのだろうか。得意の“人の心を読む”パフォーマンスを披露した彼は、メンタリズムの言葉さえ出せなかったバラエティデビュー時の苦労から、ブレイクを経て引退宣言するまでの真相を語った。
9月16日~18日の3回にわたりバラエティ番組『ライオンのごきげんよう』に出演して、久々にパフォーマンスを披露したメンタリストのDaiGo。自身のブログ『メンタリズム・ラボ』でも9月17日に、「友人には、復活したの?と聞かれましたが、もともとパフォーマンスをやめたわけではないのです」と周囲からの反応を伝えている。
DaiGoは『ごきげんよう』の中で「メンタリストは止めていない。活動の幅が変わっただけ」と説明すると、これまでの経緯を語った。
彼がまだ世間に知られていない頃、テレビ番組に出演するにも“メンタリズム”や“メンタリスト”の言葉は使わせてもらえなかった。フォークを自在に曲げる“超能力者”として出演したその頃を、DaiGoは「科学が好きなのに、そんな形で出演して自己嫌悪に陥った」、「テレビに出たくないこともあった」と振り返る。視聴者からも彼を占い師のようなものと考えて、「助言してください」といった手紙が届いたという。
本当にやりたいのは「人の生活を豊かにしたり、心の悩みを持つ人々の助けになること」なのだ。彼はパフォーマンスを見せてそれを解説することで、人々に心理術を広めていこうと考えて活動の幅を広げているところだ。
昨年の暮れにバラエティ番組で「引退を考えている」と発言したことから“引退説”も流れたが、「パフォーマンスだけを行うパフォーマーはやめましたが、メンタリストはやめていません。心配される方もいますがTVにも出ます」とブログでも述べている。
今回、『ごきげんよう』に3日間出演したDaiGoだが、パフォーマンスを披露したのは共演した若村麻由美が描く絵と同じものを全く見ずに同時に描いてみせるというもので、その1回のみだった。パフォーマンスによってメンタリズムを理解してもらいやすくなるということだ。
その他には観覧客から「彼とデートする時に緊張する」という恋愛相談を受けて、「デートする前に『帰りは手をつなぐ』と3回頭の中で繰り返すと良い」とアドバイスしている。マインドスクリプトという自己暗示によって想像するものが現実になるというのだ。
また「浮気されない方法を教えて」という女性からの相談には、「『ありがとう』を先に言えば良い」と答えた。例えば彼がたまにメールを送ってくると「もっとメールしろ」と不満を示すよりも、「ありがとう」と返すことでメールの回数が増えるという。
今は企業のコンサルタントや講演会、書籍出版など様々な活動を行っているDaiGoだけに、「恋愛相談」や「本を読むコツ」などのトークも興味深く聞けた。これからはパフォーマンス以外でも彼の活躍を見ることが多くなりそうである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)