エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】MAXが話題の新曲『Tacata’』に込めた思い。「いろいろあったけど笑い飛ばそう!」

ダンスユニットMAXが久々に出した新曲『Tacata’』が、いろいろな意味で話題となっている。歌詞に散りばめられたフレーズが意味不明だとツイッターでもつぶやかれており、それなのに聴いているとやがて「耳から離れなくなる」という現象が起きるようだ。MAXにとっても再ブレイクのきっかけとなりそうなこの『Tacata’』だが、いったいどういう意味なのか。ヒットと共にメディア露出も増えた彼女たちがテレビやラジオで語った内容にヒントがありそうだ。

MAXが今年の8月7日、実に3年ぶりとなる33枚目のシングル『Tacata’』をリリースした。それに先がけて7月からミュージック・ビデオをYouTubeで公開していたが、1週間で再生回数40万回となるほど話題になったのだ。

原曲がイタリアのDJグループによるラテン系ダンスチューンだけに、MAXの『Tacata’』もノリの良いナンバーとなっている。そんなメロディーにのって耳に飛び込んでくる歌詞も独特だ。「誰もがかならずTacata 持ち合わせたTacata」、「魅せたげよっか? Tacata 教えましょうか? Tacata」というパターンで「Tacata」のワードが随所に出てくる。

ツイッターでは「これはなんかコントの一環なのか? くやしいけど嫌いじゃない」、「MAXのTacata面白い!」、「Tacataの魅力に取り憑かれてきた」といった反響が起きている。そんな中で「Tacataってどういう意味?」といった疑問も少なくない。

9月3日に最後の放送を終えた音楽番組『火曜曲!』にも、話題の『Tacata’』を引っさげてMAXの3人が生出演した。MCの中居正広が「Tacataってどういう意味なの?」と尋ねると、Nanaが「本来は造語だけども、MAXは“人と人とをつなぐ魔法の言葉”として受け止めてみんなに歌で広げたい」と答えている。ちなみに「Tacataという言葉は40回以上出てくる」そうだ。

さらにMAXは4日にもFMラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』に出演しており、最後に彼女たちにとって大切な言葉を問われると「ポジティブthinking」を挙げた。『Tacata’』の歌詞にも「ポジティブthinking, Tacata 悩むのやめて」というフレーズがある。

彼女たちは、「デビューした頃からずっと『ポジティブthinking』をモットーにしてきた」と語る。「MAXもいろいろなことがあったけど、『ポジティブthinking』で笑い飛ばして乗り越えて行こう!」という気持ちで、これまで頑張ってきたのだ。『Tacata’』の作詞家が偶然「ポジティブthinking, Tacata」のフレーズを書いたというのも驚きである。

思えば、1990年代の初めにダンスグループ・SUPER MONKEY’Sとして活動してきたが、そこから安室奈美恵が独立する。残る4人でMAXを結成して、シングルデビューしたのは1995年のことだった。その後もMinaの脱退と復帰。Akiの加入とソロ転向とまさに「いろいろなことがあった」のだ。そして現在はReinaの活動休止により3人体制で活動している。

そのタイミングで『Tacata’』がヒットしたのも、彼女たちの「ポジティブthinking」の精神と、新曲に込めた「“人と人とをつなぐ魔法の言葉”をみんなに広げたい」という思いが実を結んだと言えるのではないか。

最後に『Tacata’』の意味だが、詞の最後のフレーズに「これが Tacata Now you know what it means…」とあり、歌詞全部を通してその意味を説明しているというのが答えのようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)