近年急増していると言われる「代引き詐欺」だったのだろうか。タレントのクリス松村が、宅配業者を名乗る不審な訪問者があったことをブログで報告している。読者からは、“警察に連絡した方が良い”とのアドバイスが入っているほどだ。
送りつけ商法として、以前は粗悪なカニを送りつけ代金を請求する“カニカニ詐欺”の被害が多かった。しかし最近では相手が注文してない商品を代金引換で一方的に送りつけ、現金を支払わせる「代引き詐欺」が増えていると報道されている。中には、宅配業者を装って訪問してくるケースもあるそうだ。
9月14日の『クリス松村オフィシャルブログ』によると、インターホンが鳴ったので応対に出たところ戸惑ってしまったという。マンションの共用玄関に立っている男性は、宅配業者を名乗った。いつも来てくれる宅配業者でも郵便局の人でもない、全く見覚えのない制服姿である。“いったいどこの業者?”といった不安が、すぐに湧き出てきたらしい。
その業者は「代金引換でお荷物が届いています」と言い、代金は2万2320円だという。クリスは確かに代引きで注文した商品の到着を待っていたが、全く金額が違っていたそうだ。発送したという業者からの知らせも、受け取っていなかった。
“オカシイ!”と思ったクリスは質問しようとした。差出人名や中に入っている商品名を、確認しようとしたのだろう。しかしその時マンション内から外出する人がいたらしく、オートロックが解除されてしまったのだ。
“うわ~、これは自宅玄関の闘いか?”と、さすがのクリスも身構えたようだ。しかし5分、10分そして30分経っても、その業者は訪ねて来なかった。念のためポストを確認したが、不在連絡票も入っていなかったという。「地味に怖い出来事でした」とクリス、今も心から安堵した心境ではないらしい。
手を替え品を替え、どんどん新しい手口が出てくる詐欺商法。ターゲットは決して高齢者ばかりではなく手口も巧妙なので、こうしたニュースには積極的に耳を傾けたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)