アイドルグループ・嵐が9月21日・22日の2日間、東京・国立競技場でコンサート『アラフェス2013』を開催した。改修前の国立競技場では最後となる『アラフェス』を両日で約14万人のファンが嵐の5人と共に過ごした。情報番組『シューイチ』でも嵐のコンサートを取り上げており、ジャニーズの中丸雄一や評論家が嵐の人気について語った。
9月21日の『アラフェス2013』初日には約7万人が集まった。嵐が6年連続でコンサートを開催してきた国立競技場だが、2020年東京五輪に備えて来夏には改修工事に入る予定だ。改修中はコンサートが開けないのはもちろんだが、改修によってドーム競技場となれば野外コンサートという形はこれで最後となる。嵐メンバーにもファンにとっても今回の『アラフェス』は特別な意味を持つのだ。
9月22日の『シューイチ』では初日を終えた嵐のコンサートについて報道した。嵐はファンによるリクエストをもとに選ばれた楽曲を披露しており、そのTOP3は3位『truth』、2位『Breathless』、1位『Endless Game』だった。
後半に入り、日が落ちると2500発の花火が打ち上げられ、3万個の風船が夜空に舞った。メンバー各自がプロデュースしたパフォーマンスを見せるコーナーもあり、相葉雅紀はハーモニカ、大野智は自ら振り付けたダンスを披露して盛り上げた。
また、櫻井翔が得意のラップを他のメンバーに教えてラップを担当してもらえば、松本潤はDJを披露。二宮和也はソロ曲『秘密』を歌うとバックに着ぐるみ姿のメンバーが登場。松本がアライグマ、大野がカッパ、櫻井がライオンらしき着ぐるみを着ていたが、キリン姿の着ぐるみが頭の部分を脱ぐとタイガーマスクだった。「あれ? 相葉さんですよね?」と二宮が尋ねると「いえ、違います」と答えていた。
そのような嵐らしいサービス満載のコンサートの様子をVTRで見た『シューイチ』のスタジオでは、MCの中山秀征が「嵐の活躍の勢いはとどまることを知りませんね」とレギュラーの評論家たちに話を振った。
尾木ママこと尾木直樹氏は「一人ひとりが個性的で、みんなカッコイイ! イケメンですよね」と相好を崩していた。また、精神科医でもある名越康文氏は「目の前のことに精一杯ぶつかる集中力が凄い。どこもかしこも完璧だよね」と絶賛。中山も「それでいて、それぞれのカラーがしっかりある」と加えた。
KAT-TUNのメンバー中丸雄一は21日の夜9時半頃に偶然、国立競技場の横の道を通ったことを明かし「お客さんがわんさか出てきて、みんな幸せそうな顔をしていました」と証言している。
彼は同じジャニーズとして国立競技場でのコンサートについて「来年はやりたいけど改修でできないので、新しくできて幕開けとして出られるように頑張りたい」と決意を示した。
国立競技場でのコンサートはアーティストにとって憧れの会場のひとつだが、改修を終えて新しくなってからのコンサート開催についてはまだ明確になっていない。果たして、数年後に新たな国立競技場でコンサートを開催するのは嵐か、それともKAT-TUNか、あるいは他のアーティストなのか、楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)