嵐が9月21日と22日に東京・国立競技場で行ったコンサート『アラフェス2013』では、ファンの投票をもとにセットリストが組まれており、ヒット曲をはじめアルバム収録のコアなナンバーも飛び出してファンを喜ばせた。その中の1曲『COOL ＆ SOUL』は、ライブでは6年半ぶりのパフォーマンスとなった。嵐の5人が久々に披露した同曲に、感激したファンがツイッターで感想をつぶやいている。

昨年の『アラフェス』に続き、嵐は今回もファン投票によってセットリストを考えた。全264曲を対象にファンからの応募総数は29万通に上ったという。9月23日の『ZIP！』で放送された『アラフェス2013』特集の中で発表されたベスト3は、1位『Endless Game』、2位『Breathless』、3位『truth』となっており、比較的新しい楽曲が選ばれている。

だが嵐は他にも、1999年11月3日に発売されたデビュー曲『A・RA・SHI』から『a Day in Our Life』（2002年）、『Step and Go』（2008年）、アルバム収録曲『5×10』など様々な楽曲をパフォーマンスしたが、知る人ぞ知る名曲『COOL ＆ SOUL』を心待ちにしたファンも多かったようだ。

『ZIP！』では開場を待つ女性ファンにインタビューしたところ、『COOL ＆ SOUL』を挙げて「昔は歌っていたのに最近は無かったので、もう聴きたくて聴きたくて！」と興奮気味に語ってくれた。他にも同曲が楽しみだと答える複数のファンが見受けられたのだ。

『COOL ＆ SOUL』は2006年7月5日に発売された6枚目のアルバム『ARASHIC』に収録されており、その後2007年のコンサート『凱旋記念最終公演 ARASHI AROUND ASIA+in Dome』で歌詞を一部変えて『COOL ＆ SOUL for DOME07』として披露している。それ以来ライブでは見せておらず、今回の『アラフェス2013』で久々のパフォーマンスとなった。

前述の女性ファンの他にも、『COOL ＆ SOUL』のパフォーマンスに感動してツイッターでつぶやくファンは多い。「COOL ＆ SOULちょーかっけぇ！」、「かっこよすぎた。観たことなかったから新鮮だったし、聴けてよかった」、「ホントしびれた！　今回曲の中で一番かも。ギャーギャー声が出てしまった」としっかり心に響いたようだ。

櫻井翔は、2008年に初めて国立競技場で公演した時に「夢のその先の話だと思っていた」ことが叶ったが、それから6回も夢が実現できたことを今回のコンサートでファンに感謝している。その国立競技場は東京五輪に向けて来夏から改修工事に入るため、現状での嵐のコンサートは今回が最後となる。しかし櫻井は「僕はその夢のその先も、みなさんと共に見たいと思う」と宣言した。『COOL ＆ SOUL』から最新曲まで、嵐はこれからも様々なパフォーマンスで感動を届けてくれるだろう。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）