『AKB48 34thシングル選抜じゃんけん大会』でベスト8入りを果たしたAKB48菊地あやかが、Google＋でファンへメッセージを送っている。「応援してくださった皆さんのおかげです。もうね、幸せ」という彼女に、ファンからも「自分のことのように嬉しい。誇りに思う」、「ホンマに良かった良かった!!」といった熱いコメントが殺到している。しかしその人気のわりに、一般的にはAKB48の“菊地あやか”としてあまり知られていないのが正直なところだ。そんな状況にあって、彼女もファンも今回の選抜入りが躍進する大きなチャンスと捉えているだけに喜びもひとしおだろう。

菊地あやかはAKB48の3期生として、柏木由紀や渡辺麻友と共に活動していた時期があった。ところが交際していた男性とのプリクラ画像がインターネット上に流出したことから、「AKB48のメンバーとしての自覚に欠けた軽率な行動を取った」という理由で2008年8月15日に解雇されてしまう。

しかし彼女のアイドルへの夢は、その苦難を乗り越えるのだ。同年の11月に『AKB48第4回研究生（7期生）オーディション』に合格して、12月20日のコンサートで研究生となる。2009年の1月18日に復帰を発表すると、本名の菊地彩香ではなく芸名として“菊地あやか”を名乗ることになった。

2010年3月12日にチームKに昇格した彼女は、502日ぶりに正式メンバー復帰を果たす。2011年には21stシングル『Everyday、カチューシャ』の表題曲選抜メンバーとなり、解雇前に参加した9th配信限定シングル『Baby！Baby！Baby！』以来約3年ぶりに選抜入りする。

昨年の『AKB48第4回選抜総選挙』で51位となりフューチャーガールズ入りを果たした彼女は、今年の『第5回選抜総選挙』でも同じ51位でフューチャーガールズとなった。あの『Everyday、カチューシャ』で選抜入りしている彼女やそのファンにとっては、やはり選抜メンバーこそが願いである。

9月18日に日本武道館で行われたじゃんけん大会で、彼女がHKT48・宮脇咲良、SKE48・磯原杏華に勝って選抜入りを決めた時はようやく念願が叶ったのだ。さらにはAKB48・佐々木優佳里にも勝利してベスト8入りを果たした。

彼女が『菊地あやか　Google＋』で「じゃんけん選抜…入ったあああ。応援してくださった皆さんのおかげです。もうね、幸せ」と伝えると、「息が苦しくなるほどドキドキしました～やったね。夢のよう!!　嬉しい」といった祝福コメントが次々と寄せられている。

そんな中で目立つのが、「自分で掴んだチャンスだからね、そのチャンス生かしてください」、「このチャンスを来年に繋げてね！」といった励ましである。「あやりんは、まだまだイケる！」、「ますます成長し続けるあやかを支え続けますわ！　選抜メンはあやかが引っ張って行きなさい」と彼女が次のステップに進むことを確信しているかのようだ。

菊地あやかは「皆さんお祝いコメント有り難う！」とファンに感謝すると、「ちゃんと倍返しするぜ」と思いを伝えている。人気ドラマ 『半沢直樹』の名セリフ「やられたらやり返す。倍返しだ！」の意味合いで捉えるとAKB48に対してちょっと過激な気もするが、あるいはファンに“感謝を倍返し”するという違った意味かもしれない。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）