9月14日公開予定の映画『劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL』で、栗山千明演じる蛯名舞子の弟役・昇に抜擢された玉森裕太(Kis-My-Ft2)。役者として確実に成長してきた玉森が、ドラマ初主演で味わった挫折や目標としている俳優について語った。
9月5日深夜放送の『アカデミーナイト』(TBS系)に出演した玉森裕太。彼は俳優として出世作となったTBS系ドラマ『美男ですね』(2011年)で、初主演を務めた時の辛い思い出を明かしてくれた。
初めての主演というプレッシャーで、現場から逃げ出したい心境だったという玉森。特に“笑う”演技が難しかったといい、台本に「とびっきりのスマイルで」と指示されていても自然な演技ができなかったのだ。「俺、芝居できないかも…」と自分の情けなさに、風呂場で泣いたこともあったと話す。
今回の映画『ATARU』の撮影中に主演の中居正広(SMAP)から、「20代は何でもできる、何でもチャンスがある時期だ」と助言されたそうだ。表現者としてステップアップするためにも、失敗を恐れるなという先輩からの励ましなのだ。真面目で物事を突き詰めて考えてしまう性格の玉森を、中居はよく分かっていたのではないだろうか。
また玉森は目標とする俳優として、まだ共演経験の無い“西田敏行”の名を挙げた。シリアスからコミカルまで変幻自在な演技ができる西田と、いつも近くにいる役で共演したいと熱く語った。
熱血漢で、演技には妥協しないと言われる西田。そんな彼のもとで玉森が勉強するならば、できるだけ若いうちが良いかもしれない。20代は「いっぱい恥をかいて、たくさん嫌な思いをしろ」との中居の言葉は、彼自身が歩んできた道でもあるはずだ。西田との共演で厳しい指導があっても、役者・玉森の将来に必ず繋がるであろう。
(TechinsightJapan編集部 みやび)