かつては“メガネっ娘アイドル”の元祖と言われた時東ぁみが、バラエティトーク番組『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に出演して知られざる悩みを明かした。彼女は長年の活動で、「大人の世界を知って」メガネをかけたりはずしたりする技も覚えたという。最近は歌手・トーキングブンブンとして再スタートしたが、実はあまり乗り気ではなかった。しかし、結局は大人の事情に従うしかなかったのだ。
時東ぁみといえばグラドルのイメージが強いが、実は「ミスマガジン2005つんく♂賞」を受賞し歌手デビューして芸能界に足を踏み入れている。8月29日の『アウト×デラックス』に「嫌々キャラを演じているアイドル」として登場した彼女は、つんく♂プロデュースのもとで歌手として活動した頃を振り返った。
その頃の彼女は“聖子ちゃんカット”をさせられており、学校でも冷かされたりしてそれが恥ずかしかったそうだ。そうしたキャラ設定でつんく♂とのズレが生じて、やがて彼のもとを離れる。
“メガネっ娘アイドル”として人気のあった彼女だが、そのメガネでさえもレンズが入っていない伊達メガネらしい。「こんな時にはメガネは無い方が良い」という場面では外しており、彼女は「大人の世界で働くうちにそんな技も覚えた」と語っている。
グラビアでは見かけることもあった時東ぁみだが、2012年5月に“トーキングブンブン”の名前で歌手活動再開を宣言した。7月25日には『バイバイと手を振る私には涙の跡/妄想夏少女ブンブンブン』をリリースしている。楽曲も含めて“トーキングブンブン”をプロデュースするのは、あのゴールデンボンバーを手がけるtatsuoだった。
鳴り物入りで歌手として再デビューした“トーキングブンブン”だったが、実は不満もあったという。tatsuoからその“トーキングブンブン”という芸名を聞いた時に、時東ぁみは「それはちょっと…」と乗り気ではなかったのだ。しかし、「これはね、降りてきたんだ!」と嬉しそうに語るtatsuoを前にそれ以上は反対できなかった。
MCの矢部浩之とマツコ・デラックスも“トーキングブンブン”を知らないというので、彼女が「海外でコンサートとかもやらせてもらってるんですよ」とアピールした。すると「それって、あの人に似ているよね」と“きゃりーぱみゅぱみゅ”の真似ではないかと指摘されてしまう。
時東ぁみやプロデューサーのtatsuoも、それについては気にしているようだ。「こっちは生音で勝負していますから」と、基本的に打ち込みや口パクでパフォーマンスする“きゃりーぱみゅぱみゅ”との違いをアピールしていた。
とにかく歌は続けたいという時東ぁみだけに、本来は望まなかった“トーキングブンブン”も今ではその気になっているのだ。ただ、ツイッターでも「時東ぁみ、懐かしい。トーキングブンブンでやってるとは知らなかった」というつぶやきが多い。今回の出演でかなり認識されたようだが、まだまだメディア露出したいところだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)