フジテレビで生放送された『FNSうたの夏まつり』でモーニング娘。が出演した際に、ゲストのマツコ・デラックスが彼女たちの楽曲『Help me!!』に触れた。その歌詞にマツコの名前をもじったようなフレーズがあり、「私のことがみじめな女みたいに書かれているのよ」と作詞したつんく♂に不満をぶつけたのだ。
7月31日の18時55分からスタートした『FNSうたの夏まつり』にモーニング娘。が登場したのは6曲目とまだ序盤だった。中学生のメンバーもいることから早い時間帯となったのだろう。その彼女たちの出番になると、司会の草なぎ剛が隣に座るゲストのマツコ・デラックスに「モーニング娘。がお好きだと聞きましたが」とマイクを向けたのだ。
「モー娘。好きよ」と答えながらもマツコはモー娘。の楽曲の歌詞に自分の名前をもじったフレーズがあることについて「みじめな女みたいな書き方をしているのよ!」と不満を明かした。後ろに座っていたつんく♂を指さしながら「この人が作詞したのよ」と訴えると彼も笑っていたが、詞の真意は明かされなかった。
今回の進行は草なぎ剛も淡々とアーティストと楽曲を紹介していくことが多く、あまりトークの場面はなかったため、モーニング娘。の話題でマツコと盛り上がったのは異例なシーンとなった。
モーニング娘。が登場すると『Help me!!』と『LOVEマシーン』をメドレーで披露したのだが、『Help me!!』では数人がマツコ・デラックスを囲んで「ずっと待つだけの ずっと待つだけの 待つ子(マツコ)ミジメックス」という部分を歌ってみせたのだ。
マツコも「何よあんたたち!」と言わんばかりの顔で聞いていたが、他のアーティストに比べて凝った演出だったのはモー娘。のファンも嬉しかったようだ。ネットでもこの大舞台での活躍に歓喜のコメントが寄せられている。
「マツコさん、『マツコミジメックス』にふれたね!」とその件について喜ぶファンもいれば、「モーニング娘。生バンドヘルプミー」「変わったアレンジや」と普段の打ち込みとは違う生バンドの演奏を新鮮に感じたファンも多い。
「生演奏のHelp me!がカッコよすぎる。生歌も鳥肌だったわ」、「もっとモーニング娘。歌ってほしかった! 生演奏でちゃんと歌えてた!」と生演奏と生歌に感激しており“生歌”にこだわった『FNS』の目指すところが形となった。
今回はAKB48が札幌ドームコンサートのために参加していないが、女性アイドルグループはももいろクローバーZや乃木坂46も出演した。それぞれのファンで受け止め方は違うが“生歌”については賛否の声が聞かれる。
CD音源とは違った味わいがあるのが“音楽祭”の醍醐味でもあり、モーニング娘。のファンの反応を見てもやはり“生歌”を望んでいることが分かる。これからのアイドルグループは生歌で勝負できる実力が必要になってきそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)