アイドルグループ、Kis-My-Ft2(通称、キスマイ)ではより良いグループ活動を求めて、漫画『SLAM DUNK』をお手本にしているようだ。バラエティ番組でキスマイの千賀健永が証言したこところでは北山宏光がメンバーに読むように強く薦めているという。
少年漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』に1990年から連載された井上雄彦氏による漫画『SLAM DUNK』は高校バスケットボールをテーマに描かれた。登場人物の熱い個性から人気作品となりアニメ化もされた。その影響力は中高生のみならずミニバスケも含めてバスケットボールを始める者が急増したほどだ。
8月5日に放送された『ジェネレーション天国2時間スペシャル』では“少年ジャンプ 衝撃の名シーンBEST10”をテーマに漫画好きのゲストがバナナ世代(50・60代)、キウイ世代(30・40代)、マンゴー世代(10・20代)の3世代に分かれて熱い思いを語り合った。
『SLAM DUNK』がキウイ世代の3位に発表されると「ついに来たか」とばかりに歓声が沸いた。眞鍋かをりは高校時代を振り返り「高校生の“交際したい男子の部活”に初めてサッカーを抜いてバスケ部が1位になって、バスケ部がモテた」と証言している。
『SLAM DUNK』が凄いのは、世代をこえてその熱さが伝え続けられていることだろう。マンゴー世代のKis-My-Ft2千賀健永(22)は「最近、メンバーの北山から『読め、読め!』とずっと言われて」とそれを読んだところ「めちゃ面白い」とハマった。
北山宏光(27)は彼に『SLAM DUNK』を薦める際に「これを読まないと、グループの統率が取れないから」「この部活感をKis-My-Ft2に取り入れたい」と主張しており、確かに湘北高校バスケ部の成長していく様はアイドルグループに置き換えても通用しそうだ。
同作は桜木花道の「オヤジ(安西先生)の栄光時代はいつだよ…俺は今なんだよ!」など数々の名言を生み出しているが、中でも安西先生がまだ中学生時代の三井寿に言った「最後まで希望を捨てちゃいかん。あきらめたら、そこで試合終了だよ」は有名だ。苦境を乗り越える彼らの言動は、きっとKis-My-Ft2の活動にも役立つことだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)