ゴールデンボンバー（金爆）の樽美酒研二がとんねるずの番組の企画で憧れの高級車を購入する羽目になった。金爆が以前、同番組でAKB48と共演した際に樽美酒が「まゆゆ（渡辺麻友）をベンツに乗せてデートしたい」と豪語したことから、「じゃあベンツ買いに行く？」と話が進んだのだ。

6月20日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした』でAKB48の選抜総選挙上位3名の指原莉乃、大島優子、渡辺麻友と金爆の4人が共演した時のことだ。石橋貴明から「アイドルと付き合いたいでしょ？」と問われて、樽美酒研二は「付き合いたいですねー！」、「（お気に入りの）まゆゆとデートをするなら、僕のブログ本の印税1000万円でベンツを買って、それに乗って遊園地に行きたい」と話していた。

それから2か月が過ぎた8月29日の『とんねるずのみなさんのおかげでした』では、樽美酒の念願を果たすために憧れの高級車を購入する企画が組まれたのだ。ニセ番組『MUSIC BOMB』の収録だと呼び寄せて控え室で待機する樽美酒の前に、メインMCのとんねるずとお笑いコンビ・バナナマン、そして金爆メンバーが現れた。

樽美酒研二はブログ本の印税が1000万円入ったと言っていたが、メンバーの喜矢武豊も「実際に入ってますからね」と間違いないことを証言している。ただし、樽美酒によると振り込まれるのは8月末らしい。

石橋から「ベンツを買いに行く」と連れ出された樽美酒は、「なんすか？」、「ちょー怖い！」とまだ真剣に事態を捉えていなかった。だが、かつてこの企画で1600万円のポルシェを購入した日村勇紀（バナナマン）が「俺はラジオでポルシェが欲しいと言って、本当に買いました」と口にすると、彼も顔色が変わったのだ。

一行が訪れたのは高級車やスーパーカーを取り扱う、輸入中古車専門店の世田谷ショールームだ。いきなり樽美酒の目に飛び込んだのが、白いメルセデス･ベンツ「SLSクーペ AMG パフォーマンスPKG」（1945万円）だった。

価格に驚きながらもシートに座りエンジンをかけると、「エンジンがキーじゃなくてボタンなんだ！」と感激。歌広場淳から「似合うね」と言われてまんざらでもなさそうだ。しかし「これくださーい！」と石橋が店員を呼ぶと、慌てて「いやいや、無理ですって」と断っていた。

樽美酒は傍観している金爆メンバーに「止めろよ、お前ら！」と迫るが、「このロケが意味なくなるのは嫌でしょ？　じゃあ、（日村の1600万円を）超えなきゃ！」と歌広場から説得される。その後、彼はいろいろとおだてられながら次々と高級車を見ていくことになった。

ジープタイプで白いボディのメルセデス・ベンツ「G55L AMG」（950万円）を見たときには、「うわー、カッコいい！」と目を輝かせたが、すぐに「いかん、マヒしている。安く感じる」と気を落ち着けていた。赤いフェラーリ「カルフォルニア DCT」（1660万円）では、石橋から「隣にお姉ちゃんを乗せないとフェラーリの良さが分からない」とショールームの美人店員に助手席に座ってもらった。だが樽美酒は、「女の子を乗せたらブログが荒れるから」と緊張して楽しめなかったようだ。

さらにシルバーに輝くメルセデス・ベンツ「マイバッハ 57」（1900万円）、ポルシェ「カイエン S ハイブリッド」（1050万円）と見ていくが、樽美酒の心は決まらない。

すると映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でお馴染みのデロリアン（477万7000円）を発見。「あ、鬼龍院さんの好きなやつだ！」と樽美酒が叫ぶと、たまらずに鬼龍院翔が試乗して今にも購入しそうな目になっていた。アストンマーチン（2100万円）には石橋が釘付けになり、これも購入を迷っていたがなんとか思いとどまった。

そうやって他の者も欲しくなるような魅力ある高級車を見ながらも、樽美酒は悩み続ける。しかし、ポルシェを購入した経験がある日村から「俺は、若手芸人の夢のために買ったんだ！　君も若手ミュージシャンの代表として買って欲しい！」と気合いを入れられてついに決意した。

白いメルセデス・ベンツ「ML350BE AMG スポーツ・コンフォート PKG」（850万円）の前に立つと、「これ、買います！」とキッパリと宣言したのである。「ありがとうございます」と、店員が早速“ご成約車”のカードを置いた。

金爆の4人は購入したベンツに乗ると、サンルーフから頭を出して楽しんでいた。樽美酒研二は改めて「ファンのおかげで買えたので、ファンが喜ぶ使い方をしていきたい」と伝えて、「皆さん、ありがとうございます」と感謝したのである。

『ゴールデンボンバー 樽美酒研二オフィシャルブログ「オバマブログ」』では放送前に「一世一代オトコの決断!!（※ガチです）」とこの件を告知しており、本当に彼の自腹で購入したことが分かる。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）