女性ロックボーカリスト浜田麻里がフジテレビ『FNSうたの夏まつり』に出演して熱唱した。彼女のファンはもとより、久しぶりに見たという視聴者もその歌声に魅了されネットでも話題となった。大手サイトの検索急上昇ワードでも、ピックアップされるほど注目されている。
7月31日に国立代々木競技場第一体育館から生放送された『FNSうたの夏まつり』では、様々なジャンルの歌手が出演して、コラボやソロによる82曲を生歌で披露した。
スタートからおよそ1時間が過ぎたころに白いドレスで登場した浜田麻里が、1989年に大ヒットした『Return to Myself ~しない、しない、ナツ。』を歌い出すと空気が変わったようだった。
それまでに登場したアーティストには、アリスやさだまさしといったベテラン歌手もいた。和田アキ子に玉置浩二、山下久美子も歌っている。だが、浜田麻里のパフォーマンスは違う何かを感じさせたのだ。
彼女は学生時代からバンドなどでボーカルとして活躍しており、当時としては珍しい女性ロックボーカリストとして注目された。ポップな楽曲でも彼女のハイトーンのシャウトでハードロックになるのが魅力だ。
この日歌った『Return to Myself』は、人気絶頂だったプリンセス プリンセスの『Diamonds』や工藤静香の『嵐の素顔』を破ってオリコン1位を獲得した彼女の代表曲である。
随所に天にもとどかんばかりのシャウトや原曲とは違ったフェイクを入れたパフォーマンスは、数々のライブをこなしてきた浜田麻里らしいものだ。1曲だけの出演に終わったが、そんな彼女の迫力ある歌声がネットでも話題となっている。
彼女が歌い終えた頃から大手ポータルサイトの検索急上昇ワードとなり、“FNSうたの夏まつり”と共に“浜田麻里”がピックアップされた。
ツイッターでは「やっぱ浜田麻里様最高っす! ほんと尊敬」、「浜田麻里が歌も美貌もまったく衰えていなくて、マジでビビった」、「浜田麻里さんの歌声聞いたのは、高校生の時以来だったので久しぶりのシャウトに笑った。馬鹿にした笑いじゃなく、衰えてねぇーという驚きで」といった彼女に関するつぶやきが続いているのだ。
浜田麻里は今年でデビュー30周年を迎えた。今もなお、あのパワフルな歌声とチャーミングな容姿が健在なのには驚かされる。生歌が見直されつつある今、彼女のような実力派がもっとメディアに登場するようになって欲しいものだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)