11月10日に開催される『AKB48グループ ドラフト会議』の願書提出資格が変更された。年齢に関して「11歳~18歳まで」とされていたが、「11歳以上」となり上限が撤廃された形だ。これを受けてファンの間ではOGの名前を挙げて「○○に戻って欲しい」と願う声や、「キンタロー。が受けるのでは」といった憶測が飛んでいる。「マジでドラフト受けようかな」という反応も多く、今回の応募資格変更は隠れた人材にチャンスを与える上で効果的なようだ。
『AKB48グループ ドラフト会議』とはAKB48、SKE48、NMB48、HKT48の国内4グループの新メンバーを発掘する公開オーディションである。従来のオーディションと違って“即戦力”を目的としている。そのため各チームのキャプテンが指名してドラフト交渉成立した者は、研究生期間を経ずに“ドラフトメンバー”としてチーム活動に参加することとなる。
ドラフト候補者は1次審査(書類審査)~2次審査(面接)~3次審査(ダンス&ボーカル 保護者同伴)を通過して絞られるが、即戦力を求められることから従来のオーディション以上に厳しいものとなりそうだ。ドラフト候補者はドラフト会議で指名されたキャプテンのチームに加入する。ただし、願書で志望したグループのキャプテンから指名されるとは限らない。
願書の受付は8月12日から始まっている。『AKB48 Official Blog ~1830mから~』で、当初は願書提出資格を「11歳~18歳まで(2013年8月8日現在)のプロダクションに所属していない女性」と案内していたが、8月26日に「11歳以上(2013年8月8日現在)のプロダクションに所属していない女性」に変更された。
運営側は変更の理由を、「たくさんの方々からのご要望により、18歳以上の方の願書も受け付けさせていただくことが決まりました」と説明している。変更によって対象者が広がったことで、「どんな即戦力候補の方と会えるのか? 今から楽しみです!」、「そして迷っている方へ。何かを変えるためには行動あるのみです」と呼びかけている。
今回の変更については、ツイッターやAKBファンの関連サイトでも大きな反響があった。「AKBのドラフト会議でようかな」、「AKBかSKEのドラフト迷ってる」、「18歳以上も対象になったらしい。奇跡の1枚添えて書類送るわ!」といったつぶやきが多く、応募が可能となったことで諦めていた夢を目指す者も出てきそうだ。
また、AKBを卒業したOGや他のアイドルが応募するのではないかという憶測も飛んでいる状況だ。ツイッターでは「みかちぃが恐らくドラフトで悩んでいる」、「みかちぃがAKBドラフトに出てきたら泣いて喜ぶ…」と佐伯美香の名前を挙げる者が少なくない。彼女がステージに立つ姿を見たいと願うファンが今もいるのだ。
関連サイトでは野呂佳代や平嶋夏海、浦野一美といったOGの名前が挙がり、中には「キンタロー。が受けるかも」という予想も出ている。他にも、ハロプロをはじめとしたアイドルが受けるのではという憶測もあるが、残念ながら応募資格の「プロダクションに所属していない女性」に引っ掛かってしまう。もし、彼女たちが事務所を辞めて挑戦するならば可能性はあるが。
それでも今回の年齢制限の変更によって、アマチュアで歌手やダンサーとして活動している女性にはチャンスと捉える場合もあるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)