5人組ヒップホップグループ・RIP SLYMEのRYO-ZとSUがラジオ番組で新シングル『ジャングルフィーバー』について語った。表題曲はDJ FUMIYAがトラックを上げた際に「ジャングルっぽいイメージで」と依頼してきた。ところがそのテーマは“街コン”だというのだ。そんな楽曲完成までのいきさつも飛び出す興味深いトークとなった。
今年の5月におよそ3年ぶりとなるシングル『ロングバケーション』を出したRIP SLYMEが、早くも7月10日に『ジャングルフィーバー』をリリースした。7月18日のFM番組『坂本美雨のディアフレンズ』(TOKYO FM)に出演したRYO-ZとSUは、この3年間でメンバーがそれぞれソロやバンド活動してきたことで「以前に比べると歌詞がわかりやすくなったかな」と変化を実感していた。
DJ FUMIYAがトラックを上げ、「ジャングルっぽいイメージでお願いします」と持ってきたことで『ジャングルフィーバー』という表題曲ができあがった。昔観た映画「ジャングル・フィーバー」がヒントになっているらしい。異人種間の恋愛という本来の重いテーマを、彼らなりに「“美白もガングロも恋に落ちちゃえば?”みたいな、そういう感じ」で発想したものだ。
RYO-Zは「街コンっていうのが凄い人気だとか…」と流行している新しい男女の出会いの場に興味を持ち、テーマとして“街コン”が浮かんだのである。「街もコンクリートジャングルって言うし」と“ジャングル”と“街”が繋がって『ジャングルフィーバー』で落ち着いたのだ。
この日、番組のスタジオで彼らは偶然その“街コン”を体験した女性スタッフと話す機会があった。彼女は“街コン”に参加した感想を、「男性がおとなし過ぎる」「女性から声をかけてもらうのを待っている感じでぶらついてるだけ」「もっと積極的でもいいと思いません?」とRIP SLYMEの2人に訴えるように語ったという。
RYO-Zは彼女から男性が積極的でないことを聞いて、「街コンってものすごく楽しそうなのに」と残念そうにしていた。彼が「僕らでプロデュースしちゃう?」と言い出すと、SUも「じゃあ、僕が月島エリアで!」と乗ってきた。RYO-Zも「俺は東京メトロエリアで!」と返しており、彼らが“街コン”をプロデュースしたらかなりおもしろいことになりそうだ。
そんなサマーチューン『ジャングルフィーバー』も引っさげて、RIP SLYMEは北海道や宮崎などで夏フェスに参加することが決まっている。8月2日には「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」に出演する予定だ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)