長い下積み時代を経て、やっと今年ブレイクしたお笑いコンビ・ハマカーン。昨年12月に行われた『THE MANZAI 2012』のチャンピオンになってから、今年はテレビの新たなレギュラー番組が決まりバラエティ番組のゲストとしても常連になった。だがハマカーンの浜谷健司(35)は今の状況を喜ぶことより、早くも将来に対する焦りと不安を感じているようだ。芸能界で生き残るためには、今から本業以外で何か勉強しなければと考えているらしい。
先日発表された「2013上半期タレント番組出演本数ランキング」(ニホンモニター調べ)で、上半期ブレイクタレントの第2位に選ばれた浜谷。第1位のキンタロー。とは出演番組本数は同じ169本。前年との増加数で浜谷は彼女に負けたための2位である。そして相方の神田伸一郎(36)が、浜谷に続く第3位。だが浜谷と神田の出演数には、今年の上半期だけで21本もの差があるのだ。
7月20日深夜放送の『ふわふわトーク こんな感じでどうですか?』に出演した浜谷は、「今年になってピンの仕事が急に増えた。“ハマカーン”というコンビ名もまだまだ知られていないのに、このままで良いのか?」と不安を訴えた。コンビとして有名にならなければ、テレビ番組よりギャラが高いという地方営業が思うように増えない。それは会社はもちろんのこと、ハマカーンにとっても痛手であるようだ。
ならば浜谷が1人ででも活躍の場を広げ、ハマカーンの知名度を上げる方法はどうか。彼はより多くの仕事を獲得するため趣味を増やしたり、お笑い以外の番組にも出演できるように畑違いの分野でも、知識を広げる努力をするべきか悩んでいるのだ。
クイズ番組に多く出演する眞鍋かをり(33)は、「努力する方向を間違うな」とアドバイスする。彼女は自分より知識が豊富な出演者にクイズで勝つため、普段の仕事をおろそかにしてまで勉強はしないという。クイズ番組で自分は“かませ犬”のポジションであることを認識し、ある分野だけでも優位になる努力をするそうだ。
そして有吉弘行(39)から、浜谷はバラエティ番組のひな壇で結果を出そうと「デカイ声で見当違いのガヤ入れ過ぎ!」と本質に迫る厳しい指摘を受けたのだ。「え…そんなリアルな」と肩を落とす彼に、「軽くなっちゃうんだよ」と有吉は話を続けた。
今この時期にやるべきポジションで努力する。自分に何を期待されていて、何を求められているのか。「もう来年は、今と同じ立場での仕事は無いんだから」と諭す有吉。正統派漫才を追求しやっと花が開いたハマカーンには、焦りから選ぶ道を誤って欲しくないと願いを込めた言葉にも聞こえた。
(TechinsightJapan編集部 みやび)