ドラマ「ショムニ2013」で主演を務める江角マキコがテレビ番組『笑っていいとも!』に出演した。スペシャルドラマ「ショムニFOREVER」以来、10年ぶりに主人公・坪井千夏を演じた彼女はトレードマークの脚立が「重たく感じた」と明かしたのだ。「ショムニ」の豪快な“千夏”とも思えぬ告白に司会のタモリや観客も思わず笑ってしまった。
1998年にスタートしたドラマ「ショムニ」は舞台となる満帆商事で“会社の掃き溜め”といわれる総務部庶務二課、通称「ショムニ」の女子社員が苦境をはね返して周囲の男どもを打ち負かす痛快なストーリーだ。中でも江角マキコ演じる坪井千夏の破天荒さがウケて大ヒットしたのである。その千夏がいつも担いでいるのが銀色に輝く脚立だった。
7月10日の『笑っていいとも!』で“テレフォンショッキング”のコーナーに出演した江角マキコは「14年ぶりですよ。どうしましょう、タモリさん」というほど久々の登場となった。やがてドラマ「ショムニ」の話題となり、江角が10年ぶりの復活で「脚立が以前担いだ時よりも重く感じられる」と明かしたのだ。
彼女も46歳なので体力的な衰えはやむを得ない。笑うべきか微妙な空気だが江角自身が全く年齢を感じさせないだけに“千夏”が「脚立が重い」と愚痴っているように見えて、タモリも観客も大ウケしたのである。
江角はあの脚立は本物の6段ある脚立で「普通に高さもあり、重いですよ」と証言している。「こんなに重いのかな」と脚立を久々に担いで思ったらしいが、何度かやっているうちに慣れてきたというからさすがだ。
それでも彼女は「あれをハンドバッグ代わりに持っていますからね!」「置いてこいよ、って話ですよ!!」「話すときも、お辞儀するときも必ず持っているし、一心同体みたいなものですよ」とまくしたてた。かなり脚立の重さがこたえているようなのだ。
江角マキコはプライベートでもストレッチをするなど体のケアにも配慮しているという。彼女が「どうしてもハイヒールが多いので、リンパを流したりしている」と言うと、タモリが「ハイヒールは足に良くないのでは?」と尋ねた。この日も江角は10cmほどのハイヒールを履いていたのだ。
「高いヒールも重心を後ろにかけるようにして、体の線をまっすぐにして立つと疲れない」「太ももから出すようにして歩くと姿勢も崩れない」と解説してモデルのようなウォーキングを披露すると観客から「ウォーッ!」と感動の歓声が上がったのである。
現在は8歳と3歳の2児の母親でもある江角マキコの暮らしぶりにはタモリも驚いた。毎朝4時に起床すると「新聞を読んで、朝ごはんを作って、洗濯を済ませるなど、6時に子どもを起こすまでに一通りを済ませてゆっくりしたい」というのだ。
それからドラマやバラエティなどの仕事に向かうが、移動中の車では眠らない。「寝顔を見られたくない。無防備で恥ずかしいじゃないですか」というのが理由だ。いつもキリッとしまっている江角マキコらしい感性である。
また、彼女は38歳で第1子を出産したのだが高齢出産だったこともあり体のケアを心がけている。そのため「冷たいものは飲まない。白湯を持ち歩いて夏場でもそれを飲みます」「女性は基本的に体を冷やさない方が良い」と話していた。10年ぶりどころか、ドラマ「ショムニ」が始まってから15年経ってもあの頃と変わらない“千夏”を演じる江角マキコを支えるのはそうしたストイックな暮らしなのだ。
7月10日の午後10時から放送された「ショムニ2013」の第1話は新旧のメンバーが共演する貴重な回となった。「ショムニ」に入った新メンバーの今後の活躍も楽しみだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)