すでに組閣が発表されていたSKE48の新チーム体制が、いよいよ本格始動する。公式サイトでは「SKE48 新チーム公演 セレクション投票」の告知があり、YouTubeで各チームのリーダー、中西優香(新チームS)、高柳明音(新チームKII)、松井玲奈(新チームE)が候補公演を選んだ理由を説明している。
4月13日にガイシホールで行われた『SKE48 春コン 2013「変わらないこと。ずっと仲間なこと」』で発表された新組閣は、松村香織が“終身名誉研究生”として公演に参加するなど少しずつ動きが出ていたが、6月12日に『SKE48 OFFICIAL WEB SITE』にてついに本格始動が宣言された。その柱となるのが、新チームが行う劇場公演を決定する「SKE48 新チーム公演 セレクション投票」だ。
『YouTube SKE48 Official Channel!』で、新チームリーダーの3人が意義とシステムを説明している。中西優香が「新チーム体制始動します!」と宣言すると、松井玲奈も「しゃーっ!」と声を発して新たな取り組みに燃えていた。
「AKB48が“ウェイティング公演”、HKT48が“レジェンド公演”をやっているが、SKE48はどうするのか?」とスタッフやメンバーで考えた結果、「今までの48グループ全公演の中から選ぶ」方向でまとまった。新チームS、KII、Eからそれぞれ3公演の候補を選び、その中からファンに投票してもらって一番投票数が多い公演を、新チーム公演として行うというものだ。
新チームSが選んだ3公演について、中西優香はその理由を説明した。“K6th 「RESET」公演”は「力強い公演で、すごく歌詞が今の私たちに合うので感情移入できる」、“A4th 「ただいま 恋愛中」公演”は「「旧チームSのイメージをある意味壊しつつ、その良さも引き継いでいける」、“K4th 「最終ベルが鳴る」公演”については「勢いがある公演なので、その勢いを借りてグイグイといけたらいいなと選んだ」という。
新チームKIIの3候補を発表した高柳明音は、“A6th 「目撃者」公演”について「新チームKIIがSKEで平均年齢が一番高いことから、魅せられるチームにしたいという思いがあり、カッコいい曲が多いので選んだ」、“A5th 「恋愛禁止条例」公演”は「KIIにハマらない公演という意見もあるが、そのハマらない公演を乗り越えた時に新しいKIIが見えてくるのではないか」、“B5th 「シアターの女神」公演”は「可愛い曲、カッコいい曲や魅せられる曲もあってKIIの魅力をぎゅっと凝縮できる」と選んだわけを説明した。
新チームEのリーダーとなった松井玲奈は、“H1st 「僕の太陽」公演”は「学生の気持ちを歌っている曲が多く、学生の多いチームEが等身大で歌える」という理由から選んだと話す。また、“A4th 「ただいま 恋愛中」公演”は新チームSとダブっているが「最初からセリをたくさん使う公演。新劇場にもセリができたので、それをいっぱい使いたいという意見が多かった」と選んだ理由はそれぞれだ。“H2nd 「夢を死なせるわけにいかない」公演”については「全体にカッコいい曲やパワフルなダンスが多い。新しいイメージを作っていくのにパワフルさというのも前に出したらいいのでは」と決めたそうだ。
これら候補の公演について、投票権のあるファンにより6月13日~15日の間に投票が行われる。投票結果は7月下旬に行われる初日公演で初めて発表されることから、「ドキドキでどうしようって感じですね!」と松井玲奈が嬉しそうに話していた。
最後に、中西優香が「ファンのみなさんに選んでいただいた公演を全力で行いたいと思います!」と意気込みを語ると、新リーダー3人で「ぜひ投票お願いいたします」と呼びかけた。これまで行われた公演をSKE48の新チームがどう生まれ変わらせるのか、そう考えると選ぶファンもワクワクすることだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)