集英社文庫の夏フェア「ナツイチ」の企画で、AKB48と姉妹グループのメンバー85人が読書感想文に挑戦中だ。HKT48の指原莉乃はGoogle+で早くも「指原は白夜行を読みました」と読了したことを報告しており、ファンからも「長編よく読んだ」、「感想文が楽しみ」と期待されている。
1991年から集英社文庫が行っている夏のフェア「夏の一冊」(通称、ナツイチ)で、今年はAKB48がイメージキャラクターを務める。姉妹グループも含めて85人が課題図書を読んで読書感想文に挑戦しており、その内容は7月13日から特設サイトやフジテレビ「お台場合衆国2013」のAKB48お台場りんかい学校特設ブース内で公開される。
キャンペーンがスタートした6月26日に、早くも指原莉乃がGoogle+で「指原は白夜行を読みました」と報告してファンを驚かせた。映画にもなった東野圭吾の名作を読んだことがあるファンも、コメントで「もう読んだのか、白夜行長いからね」、「なかなか厚めの読んだね」、「長編大変だったんじゃない?」と感心しており、「幻夜っていうのが続編みたいになってるからそれもおすすめ」とアドバイスも寄せられた。
『笑っていいとも!』で6月17日に登場した東進ハイスクールの林修先生が、“本を100倍楽しく読む方法”の講義を行った際に夏目漱石の『吾輩は猫である』について「“ワンピース”に匹敵する面白さ。最初の3行でガツンときて、10分考えこんだ」と力説した。翌週の24日にも出演した林先生から聞かれて、指原莉乃は「1ページだけ読みました」と答えると、冒頭について「私は猫ですみたいな…」と自信なさげに話していた。“吾輩は猫である。名前はまだ無い”の名文さえも覚えていなかったのだ。
指原自身もGoogle+で「活字よりも何よりも、私はドラマや映画もみれないタイプなので」と明かしており、“白夜行”を読破するのは苦労したはずだ。彼女は「移動時間多すぎてよかったーと感じた読書期間でした」と笑っており、東京と博多を行き来する生活が功を奏したようだ。
ファンからのコメントでは「早速、白夜行読んでみるよ。感想文書けるようにします」、「通勤時に読んでみる」という反応が少なくない。「さっしーの影響で本を読む人が増えそうな気が」という内容もあるように、AKB48に刺激を受けて読書につながるのは良いことだろう。
ちなみに長編では、内田眞由美が全19巻の『水滸伝』に挑戦している。彼女も以前からGoogle+で「水滸伝読むぞ」と話題にしていたのですでに読み進んでいるはずだが、大作だけに指原以上に大変だろう。他のメンバーも様々なジャンルを読んでおり、感想文の内容が楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)