ミュージシャンの坂本美雨は熱心な愛猫家として知られる。バラエティ番組で見かけることの少ない彼女が『アウト×デラックス』に出演して、愛猫“サバ美”のぬいぐるみを相手にコミュニケーションの取り方を実演して見せたのだ。その光景を目の当たりにしてMCのマツコ・デラックスと矢部浩之も驚いたが、猫好きの柿沼しのぶでさえ表情をこわばらせたのである。
自ら「歌う ネコ吸い妖怪」と呼ぶ坂本美雨が、6月20日の『アウト×デラックス』に登場した。彼女は一緒に暮らす愛猫の“サバ美”を「吸いたくなる」というほど可愛がっているのだ。スタジオではその“サバ美”にそっくりなぬいぐるみを相手に、“ネコ吸い”を実演してくれた。
仰向けになった“サバ美”が無防備にお腹を見せると、その前足を抱くようにして胸からお腹の辺りに口をつけて吸うのだ。ぬいぐるみを相手にしながら、実に気持ち良さそうに“ネコ吸い”を続ける坂本美雨の姿にマツコ・デラックスや矢部浩之も驚き、そして感心したのである。
番組レギュラーの柿沼しのぶはいつも猫耳をつけており、猫好きだと言われる。矢部が彼女に「ネコ吸いはやるの?」と訊ねると、「病気がうつるからネコに口をつけるなと言われている」とこわばったように答えていた。
しかし、この“ネコ吸い”に共感する愛猫家は少なくない。放送後にはツイッターで「普通にやるけどな? 坂本美雨いわく猫吸いってやつ」、「猫好きにはセーフなのに、世の中ではアウトなんですかね。わたしは吸うのはもちろんですが、がぶ飲みしています」とつぶやかれている。
そんな坂本美雨に負けないネコ好きが、中川翔子である。彼女は19日にFM番組『坂本美雨のディアフレンズ』(TOKYO FM)に出演した際に、2人で熱く猫について語っている。坂本の“ネコ吸い”に対して、中川は「お尻のにおいを嗅ぐのが好き」、「今日もマミタスさま(猫)の毛が歯にひっかかっていた」と可愛がりようを熱弁した。
現在、中川は猫用に部屋を借りており、10匹の猫と暮らしているという。彼女は殺処分される前の猫をひきとったり、里親活動にも参加するなど世の中の猫を救済しようと考えているのだ。坂本が「いつか猫シェルターを作りたい」と夢を語ると、中川も「千葉に土地を買って、捨て猫たちがのびのび暮らせるところを作ろうと考えている」と明かし、「一緒にやりましょうよ」と意気投合していた。
彼女たちほど猫を愛せば“ネコ吸い”も当然の行為となるのだろう。その背景を知れば、マツコと矢部も「アウト」とは言わなかったかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)