ストーカー被害は、男女の色恋沙汰ばかりが原因ではないという。タレントで映画監督のビートたけし(66)にも男性からストーカー行為をされて、困った経験が何度もあるそうだ。
特定の人に対して異常なほどの執着心や支配欲にかられ、つきまといや待ち伏せ、押しかけ等を繰り返すことをストーカー行為とされている。迷惑行為がエスカレートして重大な犯罪に発展することもあり、ストーカー被害の深刻化は社会問題になっているのだ。
6月8日放送の『情報7days ニュースキャスター』(TBS系)でもストーカー問題を取り上げ、出演者らが実体験を明かした。
コメンテーターとして出演していたエコノミスト・李智雄氏は、社会的認知に関する不満を持った男性からストーカー被害を受けたことがあるという。自分に対する迷惑行為によって、「周囲にも悪影響を及ぼすことが怖い」と表情を曇らせた。
するとビートたけしも「俺はね」と語り出した。近年たけしのもとには“助監督にしてくれ”などと映画に関係することでの懇願が多く、自宅の前で待ち構えている者もいて本当に困っているとのことだ。たけしの場合は常時何人も付き人が行動を共にしているので、彼に直接何らかの危害が及ぶことは考えられない。だがたけしの口調から複数の人間が、同じような要求をしてきているようだ。
スタジオでは現代における人間関係の希薄さも、ストーカー被害の増加に影響しているのではないかと推測していた。ストーカー行為を行っている本人の孤独な状況が、より行動をエスカレートさせているというのだ。男女間の問題だけでなく、同性からの一方的な嫉妬や身に覚えがない恨みからの迷惑行為。今後もこのストーカー問題は、深刻化する様相を見せている。
(TechinsightJapan編集部 みやび)