エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】中居正広も脱帽。鳥居みゆきの“不思議ちゃん”は本物だった。

ピン芸人の鳥居みゆきが出演したテレビ番組『ナカイの窓』で、その“不思議ちゃん”キャラが真面目な仕事の時にも発揮されるかについて検証された。“不思議ちゃん”と言われる複数のタレントが検証されたが、鳥居の結果は他と比較にならないほど強烈だったのだ。中居正広も「プロだね」と唸っていた。

5月29日の『ナカイの窓~不思議ちゃんSP~』には市川美織(AKB48)、もう中学生、ウド鈴木(キャイ~ン)、千秋、内藤大助そして鳥居みゆきという個性的な顔ぶれがそろった。MCの中居正広が「これまでで一番困った。どうなるか分からないもん」とボヤいたほど、先が読めない展開となったのだ。

最終的に心理カウンセラーから“不思議ちゃん”どころか、「実は普通の人」と診断されたタレントがいた一方で、中居や千秋から「本物の“不思議ちゃん”」と太鼓判を捺されたのが鳥居みゆきだった。

「真面目な仕事の時にも“不思議ちゃん”でいるのか?」を検証するためにお堅い雑誌の取材という場を設け、仕事だと信じ込んでいる本人にインタビューするという方法をとった。

鳥居みゆきは部屋に入った時からいつもの目つきでインタビュアーに対しており、勢いでは負けていない。「今の若者に伝えたいことは?」と問われた彼女は、「バベルの塔が崩壊してからは、外国と日本が離れたから良かったのに」と机の上に両手でバタバタと位置関係を表現しながら真面目な顔で語る。

次に「若者の学力が低下したと言われますが?」といった話題になると、彼女は「学力低下といいますけどね、必要ないんですよ勉強って。ネット社会だから2ちゃんねるとか見たら、あなたの悪口もいっぱい出てくる」と言い出したので、インタビュアーも苦笑していた。

鳥居は続けて、「そういう調べる手段は簡単に手に入る。昔は何も無かったから、私もイミダスしか見るものは無い。2000年版が家にあるけどそれしか今、情報が無いのよ、私。ネット社会に乗り遅れた。はあ~初音ミク」とまくしたてたのだ。

最後にインタビュアーが「日本を元気にするために、鳥居さんがなにかできることは?」と尋ねると、彼女はしばらく目をキョロキョロさせた後で「ない!」とひと言。インタビューは終了したが、鳥居は退室しながら「ちょっと、真面目すぎちゃいました」と捨て台詞まで残していったのである。

スタジオでこのVTRを見たMCの中居正広は「プロだね」と唸った。タレントの千秋も「プロ。本物ですね」と、鳥居の“不思議ちゃん”キャラの徹底ぶりに舌を巻いたのである。だが彼女の自宅が公開されると、それがキャラではない可能性も出てきたのだ。

“不思議ちゃん”の生活ぶりを見てみようということで、鳥居自身が撮った自宅のVTRが流された。「ここが玄関で~す」と映し出された映像は、暗く分かりづらい。さらにリビングでは、窓がすべて黒い布で覆われて外の光が入らない部屋を小さな赤いシャンデリアの灯りがぼんやりと照らす薄暗い光景だった。しかも等身大の骸骨の模型が並ぶのが映ると、見ていた市川美織は怖くて震え出すほどだ。

鳥居は光が苦手だという。「家に帰ったのにまだ昼間みたいに明るいと、1日のサイクルがどんどんずれていっちゃうので」と話しており、それなりに理由はあるようだ。それにしても、魔女の館のような部屋で暮らす彼女はまさに“不思議ちゃん”だろう。以前、別の番組でテレビ局にあるコンビニの店員が「鳥居みゆきさんがよく来られます。テレビで見るのと同じですよ」と話していた。やはりキャラではなく素なのかも知れない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)