「良いんですか? そんなこと言って」インタビューを受けている歌手の華原朋美(38)の方が、目を丸くして驚いていた。彼女が薬物依存について話し始めた時、インタビュアーの小倉智昭(65)が自分も過去に、薬に頼らなければ仕事ができなかった時期があったことを告白したのだ。
5月9日放送の『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)の“エンタ☆ビュー”のコーナーでは、7年ぶりの新曲「夢やぶれて-I DREAMED A DREAM-」をリリースした華原に、メインキャスターの小倉が今の心境をインタビューした。
薬物に頼らなければ、心の安定を保てなかった過去の華原。今も“自分を自分でコントロールできている”という自信が無く、安心できる状態ではないと話す。
「“あれ? 調子悪いかも”と自分で思ったら、どんどん調子悪くなっていくことあるよね」と小倉は一時期、ある症状で薬を服用していた時期があったことを告白したのだ。
小倉によると番組収録中に具合が悪くなり、病院に行くと「軽い心身症ですよ」と診断されたという。薬を服用しながらその後も番組の出演を続けたそうだが、“歯を食いしばって頑張った”ほど当時は辛かったようだ。詳しい症状は明かされなかったが、ある期間は仕事を続けるには薬に頼らなければならない生活が続いたのだろう。
「風邪ひいたりした時、薬を飲むのが怖くない?」と小倉が訊ねた。すると苦笑しながら彼女は、「ちょっともうね、それも…」と言葉を濁す。よほど仕事が詰まってない限り体調が悪くても、薬と名の付くものを華原は服用しないと語る。薬は持っているだけでも落ち着かないので、どうしても必要な時はマネージャーに管理してもらうそうだ。
華原の再出発を小倉が応援するのは、薬に頼らなければ自分を保つことができなかった辛さを、彼自身が体験していることにあるのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 みやび)