AKB選抜総選挙の投票速報で暫定1位となった指原莉乃が、福岡のテレビ番組で早くも本番で1位になった時のコメントをシミュレーションした。速報1位となったことで出演した各番組でも「不正ではないか?」、「AKBが崩壊しないか?」など散々なことを言われる彼女だが、自らそれをネタにしてしまう度胸はさすがだ。
指原莉乃が木曜日にレギュラー出演する朝の地域情報番組『アサデス。』(九州朝日放送)のコーナー「指原莉乃のさしごはん」では、4月の放送で彼女が第5回AKB48選抜総選挙に立候補したことを報告していた。その時に進行役の石井裕二から「選ばれた時のシミュレーションとか、しといた方がいいんじゃないですか?」と提案されて、「そうですね、1位で呼ばれるかもしれないですからね。やっときましょう」と実行していたのだ。
それは開票イベントの会場で、渡辺麻友と指原莉乃の2人が残っているという設定で行われた。石井が徳光和夫を真似て「第2位は、渡辺麻友さんです!」と発表すると、残った指原は『ということは私が1位!』と心の中で噛み締めつつ感激を手と表情で表現するというものだ。そして5月22日の速報結果では、そのシミュレーション通りに大島優子を抜いて指原と渡辺が上位2人になったのである。
5月30日の放送で“第1位の人(248人中)”と紹介されて登場した指原の姿に、石井が「堂々としてますねー! やっぱり1位となると違いますね」と感心する。「まあ1位になったのでこれからは姿勢も良くしていこうかな…」と指原ものっていた。彼女は1位になった時のシミュレーションをしたことを振り返り、「あんなにふざけてやっていたのに、もしかしたらということもあります」と本番でも1位になる可能性を実感した。そこで今回は、1位となった時にステージでコメントするシミュレーションをすることになったのだ。
指原は会場のステージ上で話しかけるようにコメントし出した。「本日、こうして私が1位を迎えられたのも、ファンのみなさんの応援、メンバーのやさしさ、そして何より私には“ごはん”というものがありました!」と途中から様子がおかしくなる。
「そんな時、いつも私を支えてくれたのが“さしごはん”でした。今日、私は1位ではありません、“さしごはん”が1位です! ありがとうございました!」と言い終えると、石井から「絶対に言わんやろ!」と突っ込まれたのである。
速報で1位となった指原莉乃は、5月28日の音楽番組『火曜曲!』でも前列に座るというこれまでない良いポジションが待っていた。
一方で29日の『1番ソングSHOW』では、総選挙の話題になると高橋みなみが「指原だけには負けたくない」と指原の前で発言して挑発した。そんな状況に置かれながらも、臆することなく“1位になった時のコメント”をネタにしてみせる指原莉乃はやはり只者ではないかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)