ホラー映画『クロユリ団地』が日本映画興行成績ランキングで初登場1位を記録した。同作は成宮寛貴と前田敦子がW主演して話題となっており、いきなり首位に躍り出たことで前田敦子ファンサイトには祝福のコメントが寄せられた。ツイッターでも彼女の演技について様々な感想がつぶやかれている。
日本のホラー映画に新しい可能性を見出したともいえる『リング』の中田秀夫監督が手がけたことや、特殊清掃員を演じる成宮寛貴や謎の少年・ミノル役の田中奏生くんなど『クロユリ団地』の魅力については様々な角度から評価できる。そんな中で、今回は前田敦子に絞ってネットに書き込まれた世間の声を見てみた。
『クロユリ団地』が興行通信社調べによる5月18日~19日の“日本映画興行成績ランキング”で初登場1位となったことは、早速AKB48のファンによるサイトでも取り上げられた。「CM超怖かった…とにかくおめでとう」、「これを待ってたんだ」といったコメントが寄せられている。「苦役列車で女優として注目されクロユリ団地でしっかり結果も出した」、「女優として成功してしまった」と女優・前田敦子としての成長を高く評価する内容も多い。
ツイッターでは映画を観た感想もつぶやかれているが、こちらはAKB48ファンとは限らないので「初めて前田敦子なる人を見た。へー。こんな人だったんだー」というものもあるのだ。だが、多くは彼女が主演していることを知って観ており「内容も凄かったし、何よりも前田敦子ちゃんが本当に素晴らしくて感動した。満点の演技だった」、「中盤以降の精神を病んでるモードの時の演技は冴えてました! いい演技でしたよ」、「敦子ちゃんの演技力に私は引き込まれました。 本当にあれはすごかった」と演技力を評価するつぶやきも少なくない。一方で「女優してても前田敦子は前田敦子にしか見えなかった」、「前田敦子が大きい声出すとキンタロー。にしか見えなかった」、「ホラーじゃなくてギャグ。 前田さんの顔面が終始すごかった」とその演技に違和感を覚えたというつぶやきもあるのだ。
また、映画を観なかった理由について「クロユリ団地、前田なんとかって人が出てなかったら観たかった」、「前田主演前提で作られた映画と知って観る気失せた」とつぶやかれたのは、AKB48時代のアイドルとしてのイメージが残っているからか。逆に「クロユリ団地とか前田敦子のおかげで観られそうよ」というつぶやきもあり、やはり“前田敦子が出ているから”という理由で観るパターンもあるのだ。
どのような作品でも個人で捉え方が違うので様々な感想があるのは当然だが、「CMの前田敦子が怖すぎる」という感想が多く、映画公開前から前田敦子の演技による宣伝効果は抜群だったようである。今回の全国週末動員ランキングで1位となったことに前田敦子の貢献度はかなり高いと見て良さそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)