5月3日から始まった博多どんたくでは、アイドルグループ・HKT48も前夜祭や3日の特設ステージに出演して祭りを盛り上げた。テレビ番組『タマリバ』によるステージでは番組のMCを務めた指原莉乃に、HKT48メンバーが楽屋での態度を指摘する場面もあった。お互いに祭りの雰囲気でテンションが高かったのか、指原も本音で答えて周囲を笑わせていた。
福岡国際センターで5月2日に開催された『博多どんたく港まつり』の前夜祭の様子が、RKB毎日放送で放映された。昨年に続きアイドルグループではHRとHKT48の2組がステージに出演した。昨年はAKB48の楽曲を披露したHKT48が、今年は博多の特色が歌詞に入った「HKT48」やCMに起用された「お願いヴァレンティヌ」そしてデビュー曲「スキ!スキ!スキップ!」といったオリジナルナンバーを歌った。
MCも兒玉遥を中心に宮脇咲良、松岡菜摘が引っ張り、指原莉乃や多田愛佳に博多どんたくの感想を質問するなどしてスムーズに展開させたのだ。昨年の前夜祭ではまだ素人らしさが残っていたHKT48の成長振りを見るようで、感慨深い。
大分出身の指原は博多どんたくについて「前夜祭がこういう形であるとは知らなかった。こんなにたくさんの方が来てくださるということは、明日はもっと凄いということですね」と期待を膨らませる。埼玉出身の多田も「HKT48が2年連続でこんなに大きなお祭りに出られるなんて嬉しいです」と、初めての博多どんたくに感激していた。
翌日の3日には、博多どんたくの名物でもある特設ステージに出演した。指原莉乃がレギュラーを務める『タマリバ』(テレビ西日本)も“タマリバどんたく大行進”と題して博多駅前の特設ステージから生放送され、指原もMCとしてステージに立ったのだ。
男性MCから「どんたくに雨はつきものといいますが、こんなに良いお天気に恵まれて、誰のおかげでしょうね?」と振られた指原は「私でしょーっ! ウソ、ウソ、みなさんの気持ちですね」とボケてさすがのMC振りを見せていた。続けて女子アナから「今年のどんたくは3万7000人がパレードに参加することになり、過去最高の記録」と紹介があった。彼女から「これも、さっしーのおかげかな?」と振られると、指原も「ですねっ、ハハハッ」と苦笑するしかなかったのだ。
ゲストとしてHKT48が登場すると、指原も入って楽曲「HKT48」と「スキ!スキ!スキップ!」を披露。観客から温かい声援が送られた。HKT48のイベントとは違い、お祭り会場なので観客も老若男女が集まるが、幅広い層から応援されていたのが印象的だった。
MCでは男性アナから「さっしーが加わっていかがですか?」と尋ねられた松岡菜摘が、「さらに勢いがつきました!」と答えて指原を安心させた。だが兒玉遥は「でも、楽屋で疲れた顔を見せないで欲しい」と注文をつけたのである。
兒玉も祭りの雰囲気で勢いがついたのか。指原もまさか楽屋の顔を明かされて、ダメ出しされるとは思わなかったのだろう。彼女は真顔で「でも、疲れているから仕方ないと思います」と答えたのである。
HKT48劇場支配人の『尾崎充 Google+』では、今回の『博多どんたく港祭り』について2日の前夜祭から始まり、3日には「ふれあい広場にてステージ」、「博多駅前特設ステージにて、『タマリバ』生放送」、「NHK福岡にて番組収録を終え、再び博多駅前特設ステージ」とめまぐるしいスケジュールが報告されている。
しかも、4日には神奈川・パシフィコ横浜にて「スキ!スキ!スキップ!」全国握手会が開催されているのだ。このスケジュールでは10代のHKT48メンバーでも大変であろう。そうしたHKT48のスケジュールに加えて指原莉乃はソロの仕事も入ってくるのだから、「疲れているから仕方ない」という本音も飛び出すはずだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)