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writer : maki

【エンタがビタミン♪】「双子のテレパシー、ある? ない?」『ガリレオ』で姉妹2役演じた桐谷美玲に反響。

ドラマ『ガリレオ』第5話では命を狙われた姉と遠方に住む妹の双子姉妹を桐谷美玲が演じた。今回のテーマでもある“双子のテレパシー”については“ガリレオ”湯川学(福山雅治)も解明までは至らなかったのだが、放送直後からツイッターでは桐谷美玲の話題と共に、双子について様々な意見がつぶやかれているのだ。実際に双子である視聴者からも双子の間の不思議な力について「そんなのない」と笑い飛ばす内容や、「そういえば…」といった体験談があり興味深い。

福山雅治演じる“ガリレオ”こと帝都大学理工学部物理学科准教授・湯川学が難解な事件を物理的に解明していく場面がドラマ『ガリレオ』の見どころだ。5月13日に放送された第5話「念波る(おくる)」では事件に巻き込まれた双子の姉妹の「説明のつかないコミュニケーション能力」、いわゆるテレパシーがテーマとなった。

都内の自宅に侵入した不審者からハンマーで頭部を殴打されて瀕死の重傷を負う双子の姉・若菜と、長野に住みながら同時に姉の異常を察知した妹・春菜。今回の事件の中心となる双子姉妹の2役を桐谷美玲が好演した。その事件を捜査する岸谷美砂刑事(吉高由里子)は事件の真相を解明してもらおうと帝都大学を訪れる。

岸谷刑事は“双子のテレパシー”の存在を湯川先生に認めさせるために数組の双子を紹介して「姉妹で同じ日に熱を出したり同じところにニキビができる」、「兄弟でじゃんけんすると何度もあいこになる。最高は連続22回です」、「姉妹が互いに同じタイミングで電話するので、いつも話し中になる」などの証言をさせた。しかし、湯川先生は「双子のシンクロニシティ、つまり意味のある偶然の一致ではあるが“偶然”ということに変わりはない」と物理的な観点からは納得しなかったのだ。

それでも湯川先生はテレパシーによって犯人を解明する方法として、襲われた若菜の夫・知宏(桐谷健太)に親類知人の写真を集めさせる。姉が見た犯人の顔が、妹の春菜の頭に浮かぶことから彼女に写真の中から犯人を捜させるというわけだ。

最終的には双子のテレパシーが直接的なきっかけになって犯人を逮捕したわけではないが、意識を取り戻した若菜が、初対面であるはずの湯川先生の名前などを言い当てたことに驚き、彼は「実に面白い」とつぶやくのだった。

ドラマが終わると、最後まで物理的な解明がなされなかったことで、ツイッターでは「双子テレパシーは謎のまま?」と残念がるつぶやきもあったが「美玲ちゃんじゃん! こんな双子いたらヤバイよ」といった桐谷美鈴の双子役への反響が大きかった。

また、双子姉妹の名前がライトノベル『学校を出よう!』の登場人物と同じことから、「双子の名前が若菜と春菜で笑ってしまった」というつぶやきも見受けられたのだ。

そんな中で、実際に双子と思われる視聴者からのつぶやきが目立った。「弟(双子)が大爆笑してました。『テレパシー? ないない』だそうです」、「双子の妹に『テレパシーなんか使えへんわ』って夢壊された」、「うち双子だけどテレパシー感じたことないよ」といった“双子のテレパシー”を感じたことはないという内容も多いが、一方で不思議な体験を認めるつぶやきも少なくないのである。

「双子の姉だから…確かに私が具合が悪くなると妹も風邪を引いたり不思議です」、「双子でおもしろいくらい同じタイミングで同じ言動したり、たまにある」、「そんないろいろ偶然ないわ…でも同時に歌、歌い出したりはしたわ」といった証言をはじめ、「双子だけど、相手が考えていることが分かるというより、『そんな気がする』の方かな…口じゃ説明出来ない」、「双子のテレパシー、実際に双子の人には分かってると思いますが、本当に存在することです」と“テレパシー”に近いものを感じたという内容もあった。

また、周囲に双子がいることから「ガリレオ見てましたよ。お友だちにも双子さんいて、同じこと言ってました~」、「同級生に双子がいて、1週間ぐらいのズレで盲腸になって手術した」などの証言もあるのだ。

ドラマ中で桐谷美鈴演じる妹の春菜が「若菜が死んじゃったら、私も後を追うかもしれません」と湯川先生に双子の気持ちを語るシーンがあった。ツイッターでも「相棒おらんくなったら 私生きてゆけない~」、「うちは二卵性の双子だけど、やっぱり大切な存在。不思議だよ、双子って」というつぶやきがあり、同じように感じていることが分かる。

双子』とひと口にいってもそれぞれの育った環境や考え方も違うので“双子のテレパシー”についても感じ方は様々だ。物理学で一律に証明するというわけにはいかないかもしれない。しかし、“ガリレオ”湯川学がドラマの最後に双子のテレパシーの存在を感じて「実に面白い」と口にしているだけに、続編があれば再挑戦して欲しいものである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)