エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「僕はバカだった」。内博貴がジャニー社長と2人で食事した思い出。

ジャニーズの内博貴が、16歳の頃に初めてジャニー喜多川社長から食事に誘われた思い出を話した。ジャニー社長から「世界一おいしいステーキ」を食べに連れて行くと言われて緊張しながらも興奮する内だったが、事態は予想外の展開となったのだ。

内博貴が関西ジャニーズJr.のレッスン生となったのは、中学生の時だった。今では26歳となり舞台や「内博貴 with Question?」として活躍する彼だが、4月11日のテレビ『ライオンのごきげんよう』に出演した際に、16歳の頃のジャニー社長との忘れられないエピソードを明かした。

当時の内博貴はまだ関西の実家と東京を行き来しており、ある時は泊まりながらレッスンやリハーサルをこなしていた。ある日、東京でリハーサルが終わりホテルに戻ろうとする彼に、ジャニー社長が「You! 今日、ご飯食べに行かない?」と声をかけてきた。

社長と直々に話すのは初めてだった内博貴。緊張して「はい、行きます!」と返事すると、社長は「じゃあ、世界一おいしいステーキを食べに連れて行ってあげるよ!」と誘ってくれたのである。

天下のジャニーズの社長が世界一おいしいというステーキだ。興奮した内は「どんなんやろう?」、「いくらするんだろう?」、「口の中ですぐにとけるんだろうな…」と妄想を膨らませた。

社長が運転する車の助手席に乗り、2人きりで向かう途中でも社長は「You! 楽しみにしてなよ!」と連発するのだ。内も「どんな店構えなんだろう…」と期待していると、着いた先は普通のファミレスではないか。

あまりに期待しすぎた内は、「僕でも行けるわ!」とつい言葉が出そうになるほどがっかりしたという。ファミレスではステーキと言うのが嫌になってしまい、意地になった内はハンバーグを注文した。そんな彼にジャニー社長は「You! なんでステーキ頼まないの!」と世界一のステーキを食べながら残念そうに言ったのである。

内博貴が出演する音楽劇『ザ・オダサク』を演出するのは、“少年隊”の錦織一清だ。この日の『ごきげんよう』は、その舞台メンバーが出演したのである。ジャニーズの先輩である錦織は、内の思い出話を聞いて「ファミレスに行ったのなら、それは本物のジャニーさん。にせものは高級店に行くから」と冗談を口にしていた。

それは錦織の知るジャニー喜多川社長も、やはりファミレスを愛用していたということだろう。内博貴は「世界一のステーキ」と聞いて勝手に妄想を膨らませた当時の自分に対して、「僕はバカだったなあ」と反省するのだった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)