ももいろクローバーZの育ての親としてファンの間でも有名な川上アキラ氏が、ももクロが所属する芸能事務所・スターダストプロモーションの平社員から取締役に昇進したことをラジオ番組で自ら告白した。
28日放送の『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』(ニッポン放送)に、ゲストとしてももいろクローバーZが登場。さらに名物マネージャーで知られる川上アキラ氏も出演した。
ももクロが所属するスターダストプロモーションは、多くの俳優や女優が所属する芸能事務所である。川上氏もかつては女優・沢尻エリカのマネージャーを担当していた。
ももクロがCDデビューするとなった時のことだ。メンバーとその家族を集め「メジャーでシングルCDデビューをします」と説明した川上氏。しかし実際は“インディーズレーベル”からの発売が決まっていただけ。川上氏は「音楽の仕組みを知らなかった」と家族を落胆させてしまったことを明かした。
それほど会社自体がアイドルを売り出すことに慣れていなかった中、川上氏はももクロのデビューから彼女たちを支えてきたのだ。本人いわく元々「窓際だった」ようだが、「ももクロさんのおかげです」とこのたび平社員から取締役へ昇進したことを告白した。
次の目標は、7万人ほど入る国立競技場でライブを開催すること。ミュージシャンは1年に1~2組ほどしか立てないステージだ。現在では嵐が5年連続で開催している他、DREAMS COME TRUEらも開催したことがある。しかし女性アイドルグループはまだ開催したことがない。川上氏はこの目標が実現された時には「日本のトップに立てた時」と、その難しさを語る。今年8月に予定している日産スタジアムでの予定動員数は6万人。当初、武道館の前でストリートライブをやってきたももクロは、確実に夢を実現しているのだ。
今や押しも押されもせぬアイドルへと成長したももクロだが、川上氏は以前から変わらず「お前らなんてペーペーなんだから」と彼女たちに厳しい。お弁当などのコンビニでの買い物も1人600円までと口うるさいが、これも川上氏が彼女たちから信頼されているからこそ言えるのだろう。取締役となった川上氏の無茶苦茶な要望に、ももクロがひたすら応えていくという両者の関係にも注目が集まる。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)