学園ドラマとして人気のあった『3年B組金八先生』のオーディションを、SMAPの中居正広と木村拓哉が受けたことがある。その結果、落とされてしまい同ドラマには出演できなかったわけだが、テレビ番組で中居正広自身が話したところ、ゲスト出演していた女優の杉田かおるは、彼らが落とされた理由を知っていると言うのだ。

『3年B組金八先生』の第1シリーズに出演した杉田かおるが、4月9日に放送されたテレビ番組『中居正広のミになる図書館』（テレビ朝日）に出演した。この日は武田鉄矢や三原じゅん子、そしてジャニーズの風間俊介という“金八先生”ファミリーが顔をそろえた。

金八先生役の武田鉄矢がスタジオにいることもあり、MCの中居正広が「僕と木村拓哉もオーディションを受けたけど落とされましたから」と伝えて周囲を驚かせたのである。

この件については以前に、木村拓哉もラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP』で語ったことがある。彼は当時、オーディションを受けるに際してマネージャーから「日頃の木村拓哉を見たいと思うはずだから、普段学校に行ってる感じで構わないので」と指示されたという。

そのつもりで木村が自然体でオーディションに向かうと番組スタッフから「お前、バカにしてんのか？　お前、帰っていいよ」と言われてしまったのだ。今思い返せば普段通りに「先輩からもらったボンタンと、開襟のシャツを着て行った」からではないかと話していた。

それはあくまで木村拓哉の考えであり、本当に落ちた理由は分からない。だが、杉田かおるは“金八先生”のオーディションの“合否ポイント”を知っていたようで、「ジャニーズの場合はスターのオーラがある子は落ちるみたい」と明かしたのだ。それを聞いて第5シリーズに出演した風間俊介は複雑な表情を見せていた。

中居や木村にとっては「服装や雰囲気が“金八先生”の世界観に合わないから落とされた」とされるよりは、「スターのオーラがあったから落ちた」と言われたほうが気持ちは良いだろう。中居正広はすっかりその気になっていたようである。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）