関ジャニ∞のメンバーがテレビ番組で、まだジャニーズJr.時代の頃の合宿生活を振り返った。後に嵐のメンバーとなる二宮和也、松本潤、相葉雅紀も一緒だったというが、その暮らしぶりは楽ではなかったようだ。
ジャニーズの人気アイドルグループとして活躍する関ジャニ∞だが、関西ジャニーズJr.から日の目を見るようになるまでは辛い経験も多かった。4月21日に音楽番組『LIVE MONSTER』(日本テレビ)に出演した彼らがその頃の思い出を語っている。
後に関ジャニ∞となるメンバーでは1996年9月に渋谷すばる(当時15歳)と丸山隆平(当時12歳)が一足先にジャニーズに入った。その年の12月には村上信五(当時14歳)と横山裕(当時15歳)がジャニーズ入りしている。ジャニーズJr.は振り付けを覚えたらステージに立てたことから、渋谷、横山、村上はその後間もなくKinKi Kidsの大阪ライブでバックダンサーとしてステージデビューするのだ。
この時、エンディングで主役のKinKi Kidsにスポットを当てる場面にもかかわらず、村上信五はテンションが上がり過ぎてローラースケートでステージの上を滑りまわったという。しかしそれを見たジャニー社長から「YOU! 根性あるよ!」と褒められたエピソードを明かしている。
東京ジャニーズJr.の同期には松本潤、二宮和也、相葉雅紀がおり、渋谷、横山、村上と6人で合宿生活をしていた。合宿所といっても2部屋しかなく、ざこ寝状態だったので「寝る時は場所取りで戦争ですよ」と横山は当時の不満をぶちまけた。
6人で1つのユニットバスを使うので時間を節約するためだろうか、「村上が二宮とお風呂に入って、横山と相葉が一緒に入るパターン」が決まっていたという。渋谷すばるにいたっては風呂に入る時にバスルームではなく部屋の鍵をかけてしまうので、みんなが迷惑したそうだ。
だが、渋谷はその理由について「寝ても起きても仕事の時も誰かがいるので『もう、やめて!』という感じになった」とストレスが溜まっていたと話す。やはり、他のメンバーもストレスは感じていたようだ。横山は「ストレスの原因といえば、朝めしが6人いるのにフレンチトースト2枚しかない! なんぼ小食やと思うてるねん!」と訴えた。しかし若手の時にはそれを受け入れるしかなかったのだろう。
そして1997年の9月には安田章大(当時13歳)、錦戸亮(当時12歳)、大倉忠義(当時12歳)がジャニーズに入る。それからおよそ5年後の2002年12月に関ジャニ∞が結成されて、シングル「浪花いろは節」でCDデビューするのは2004年8月25日のことだ。その後しばらくして苦労が実り、ついにブレイク、活躍を続けているのは周知の通りである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)