エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「魔貫光殺法」や「かめはめ波」を体現。大流行の“飛ぶ女子高生”。

最近、女子高生の間でツイッターに投稿された“飛ぶ女子高生”の写真が話題となっている。テレビ番組でその実態をリポートしたところ、感動的ともいえる女子高生たちの姿が見られた。

4月1日朝の情報番組『めざましテレビ』のコーナー「ココ調」で紹介された1枚の写真には、気合いを入れる1人を中心にして跳ね飛ばされる数人の女子高生が写っていた。

「ココ調」でツイッターに写真を投稿した女子高生たちを取材したところ、これはマンガやアニメで人気の『ドラゴンボール』に登場するピッコロの必殺技“魔貫光殺法”を表現したものだという。

ピッコロ役の1人が中心となり「マカンコウサッポウ」と気合いを入れるタイミングに合わせて周囲がジャンプすることで、あたかも気で弾き飛ばされるような姿を瞬間的に写すのだ。他に1対1で撮る「かめはめ波」などいくつかのパターンがあるらしい。

埼玉県の女子高生である彼女たちは、終業式を迎えてクラスが離れるのでお別れ記念にこの「マカンコウサッポウ」の撮影を思い立ったそうだ。クリアな画像や飛ばされる姿勢など完成度の高さから、3日間で2万件もアクセスがあったという人気ぶりだ。

ただしこの「飛ぶ写真」を成功させるには、お互いの息を合わせる必要がある。彼女たちは撮影のコツについて、連写機能をつかうのも手だが「“せーの”で息を合わせる」ことが一番のポイントだと話していた。「以心伝心」と「シャッターチャンス」が大切なのだ。

さらには「足をメッチャ上げて飛ぶのがコツ」、「ひざを曲げて飛ぶと高く見える」、「手を高く大きく振り上げる」という工夫で、よりリアルな「飛ぶ写真」が撮れることが分かった。

この「飛ぶ写真」について番組スタッフが100人の女子高生にアンケート調査したところ、92人が「撮ったことがある」と答えるほど流行っているのだ。また、何人程度で飛んだことがあるかを聞いてみると「多くて10人」程度で、22人という例もあったが飛び方がバラバラで完成度は今ひとつだ。

そこで番組で呼びかけた女子高生36人により手をつないで「飛ぶ写真」に挑戦したところ、10分以上をかけて12回目でタイミングが合いクリアな写真が撮れたのである。さらにそれから8回目で、36人による「マカンコウサッポウ」に成功したのだ。感激した女子高生たちは「さすがJKです」と誇らしげに語った。

この「飛ぶ女子高生」の写真は主としてツイッターで投稿されているが、検索すると様々なブログやサイトでも取り上げられている。人気アニメ『NARUTO』のポーズなど完成度の高いものもあり、見ているだけで楽しい。写真でこうした楽しみ方ができるのも、女子高生ならではの発想だろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)