3月29日の『ミュージックステーション 3時間スペシャル』に出演した福山雅治が、“出身地別総売上ランキング”のVTRを見ながら司会のタモリと会話した内容をラジオ番組で明かした。2人の間で「歌がうまい」と評価が一致して盛り上がったのが、元祖アイドルのVTRだったという。
この日の『ミュージックステーション』では、福山雅治のほかに嵐、Kis-My-Ft2やAKB48、ももいろクローバーZといった豪華メンバーを迎えて放送された。ゲストのパフォーマンスをまじえながら“東日本出身vs西日本出身”で総売上ランキングが発表され、アーティストのVTRが紹介された。
福山雅治がエンディングで「たっぷり見ましたねVTR。全員でVTRを見る番組だった」とコメントしたように、東西あわせて60組のアーティストのVTRを堪能したのである。3月31日のラジオ『福山雅治のSUZUKI Talking F.M.』(TOKYO FM)では、その件について「(Mステで)VTRは真剣に見ていますよ」と話した。
彼はVTRの時間に「この曲はやっぱり売れるよね」、「いいテレビパフォーマンスをしているな」という風にそのアーティストをしっかりと観察しているらしい。今回のSPでは「タモリさんと見ながら話したんだけど」と、「松田聖子さんはやっぱり歌がうまい」という話題で盛り上がったことを明かした。司会のタモリも松田聖子を全盛期から見ている。福山の言葉に共感して「この人は本当にうまいんだよ」と評価したのである。
さらに福山は、アーティストならではの目線で松田聖子がデビューした頃の音響を分析する。「あの頃は、イヤーモニターも無ければ“ころがし”っていうフットモニターも少なかった」、「それに親衛隊(ファン)が“聖子ちゃーん”って掛け声かけるから」といった環境で、「それなのにあの声量で安定感、すごいよ! 松田聖子さんのVTRに感動した!」と興奮していた。
実は福山雅治にとって事務所の先輩でもある桑田佳祐も、以前にラジオ番組で「美空ひばりと松田聖子は天才」と絶賛したことがある。その松田聖子は今もなお第一線で活躍を続けて、彼らの評価が正しいことを証明しているのだ。
『Mステ』の話に戻ると、福山は「僕は1人で出演するので、AKB48とかのグループみたいにVTRの曲にあわせて踊ったりするとおかしいでしょ。だから真剣に見るしかない」とも話していたが、そのおかげでいろいろなアーティストが研究できているようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)