エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「“六本木心中”聴きたいよ~」。元シブがき隊・ふっくんがアン・ルイスとの思い出綴る。

歌手アン・ルイスが引退表明したことについて、布川敏和がブログでコメントしている。彼はジャニーズのアイドルグループ・シブがき隊の“ふっくん”で活躍した頃から、アン・ルイスには可愛がってもらったという。元夫の故・桑名正博さんとも交流があり、お互いの親子で共演も決まっていたが残念ながら実現しなかった。そんな思い出を綴る布川は、彼女の引退を惜しんでいた。

昨年の10月26日に亡くなった桑名正博さんの報道で、久しぶりにアン・ルイスの名前を耳にした方も多いだろう。今は米国・ロサンゼルスに住んでいる彼女が、今年2月に「もうテレビにも出るつもりはない」と長男でミュージシャンの美勇士に話したという。美勇士は「決意は固そうです。残念ですが完全引退です」とそのことを伝えている。

アン・ルイスの引退を知った布川敏和が、4月7日にブログ『ふっくんの日々是好日』で彼女との思い出を明かしている。「僕が六本木デビューした18歳の時からよく遊んでもらってた姉さん的存在で、公私共にお世話になった方」というから、シブがき隊として活動している頃からのつきあいだ。

彼女から「トシカズ、明日ひま? ちょっと昼間、付き合ってくんない?」と誘われてついていくと、「美勇士くんの幼稚園の学芸会のビデオ係だった!」という関係だったようだ。当時はまだ夫婦だった桑名正博さんからも可愛がってもらい、「優しくて、楽しくて、面倒見がとてもよい方だった」と元気だった頃を思い出していた。

昨年のこと、布川敏和と長男の布川隼汰、桑名正博さんと長男の美勇士という父子同士で共演することが決定していた。ところが桑名さんが脳幹出血で倒れてしまったのである。布川は「共演が叶わなくなってしまい、とても残念でした」とそんな出来事を明かす。

実は、桑名正博さんは倒れる直前にアン・ルイス、美勇士と親子3人でレコーディングしていたのだ。その楽曲『ONE』が桑名さんにとって、そして親子そろっての最後の作品となった。美勇士がそのことを発表した際に、母のアン・ルイスが引退を決意していると報告したのである。

『ONE』は桑名正博さんの一周忌ごろに発売される予定だ。最後の親子共演が世に出ることから布川敏和も「美勇士くん、夢が叶っておめでとう!」と伝えている。それと同時に「でも僕はアンさんには引退しないで、いくつになっても歌い続けて欲しいな~。『六本木心中』聴きたいよ~!」とアン・ルイスの引退を惜しむのだった。

他にも『グッド・バイ・マイ・ラブ』から『リンダ』、『あゝ無情』や『WOMAN』など数々のヒット曲を送り出したアン・ルイスが引退することは寂しいものだ。布川敏和だけではない、多くのファンが音源やカラオケで往年のヒット曲を懐かしむことになるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)