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writer : naomaru

【エンタがビタミン♪】出入り禁止だった!? 28年ぶりのNHKに明石家さんま登場! 次は紅白司会か?

お笑いモンスター・明石家さんまが、28年ぶりにNHKの深夜の生番組に出演した。28年間、NHKの番組に呼ばれなかった理由が本人の口から語られた。

1日深夜に放送されたNHKと日本テレビによる初の共同制作番組『NHK×日テレ 60番勝負』(NHK)に、お笑いモンスター・明石家さんまが出演した。番組は深夜0時58分からの生放送であったが、後半の2時半頃にサプライズゲストとして登場したさんま。NHKへの出演は実に28年ぶりだというが、何があったのか事の顛末を明かした。

さんまは1985年の連続ドラマ『澪つくし』以来、NHKには出演していない。呼ばれなくなった理由は、1983年の教養クイズ番組『クイズ面白ゼミナール』に出演したことだという。「鉛筆」がテーマの回で鉛筆に関してのVTRが流された際にさんまは生あくびをしてしまい、その映像がそのままオンエア。後日、新聞各社の投書欄に苦情が殺到したことで、NHKからは声がかからなくなったそうだ。

さらに、1999年に放送された大河ドラマ『元禄繚乱』では、亡き中村勘三郎さん(当時、勘九郎)と大竹しのぶが夫婦役だったため、ゲストという形で元夫のさんまに出演依頼があった。撮影を終えて編集の段階になったのだが、大竹とさんまが「どうしても夫婦に見えてしまう」とのことで出演箇所がオールカットになったという過去もある。

『クイズ面白ゼミナール』以前に出演した『連想ゲーム』でも、意外に連想が得意だったさんまに対し「生意気」と苦情が寄せられたこともあり、さんまはNHKの視聴者層が自分にマッチしていないと考えるようになっていったのだ。

今回の出演で「NHKには出演できない」という風説を払拭したさんま。「紅白の司会などどうか?」とたずねられると、そのしゃべりの多さから「(大トリの)北島三郎が歌えなくなるからダメ」などと思われがちだが、「曲がかかれば黙れます」と意欲を見せた。しかし一方で生放送中にスポーツドリンクの商品名をわざと言ってしまったりと、NHKにとってこのお笑いモンスターの起用は危険な賭けでもあるだろう。

同番組は2日深夜(3日0:50~2:20)に、今度は日本テレビで生放送される。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)