エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】ギャル曽根を苦しめる、子育ての“孤独”と“恐れ”。幼い頃のトラウマも影響か。

乳児を抱えるママタレントのブログには、同じ立場の女性や先輩ママからのコメントで溢れている。“母乳の悩み”、“夜泣きがひどい”など悩みを打ち明ける内容には、すぐに多くの体験談が読者から寄せられるのだ。「大食いクイーン」として活躍していたタレントのギャル曽根も、昨年11月に男児を出産。ブログに綴られる新米ママぶりは微笑ましいが、同時に彼女が心身ともに非常に疲れていることを心配する読者が多かった。

昨年12月、当サイトでギャル曽根の育児に苦悩する様子をお伝えした。夜中に何度も起きて授乳するも、すぐに吐いてしまう我が子。定期検診では「体重が増えているから大丈夫」とアドバイスされても、母として心配でならない。そんな毎日では寝不足で、体調もすぐれなかったのだろう。彼女の毎日の不安は、大きな“恐れ”となっていった。だが話を一番聞いてもらいたい夫はテレビディレクターという職業柄、年末だった当時はほとんど家に帰れなかったのだ。

子育て中のギャル曽根を襲う、“孤独”と“恐れ”。それは夫の育児参加が望めない、近くに手助けしてくれる親族がいないなどの理由の他に、彼女には幼い頃のトラウマが影響していたらしい。

2月26日放送の『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)の中で彼女の悩みを聞いていた相談員から、「幼い頃にひとりぼっちで怖い目にあったことがないか?」と訊ねられた時だ。ギャル曽根は小学校時代、父親が事業の失敗から家出。それからは母親はひとりで3人の子どもを育て上げたという。日々の生活で寂しいと思ったことはさほど無かったが、ひとつだけ忘れられない思い出があるそうだ。

それはギャル曽根が遊びに行っている間に、母親が出かけてしまった時のことだ。母親は姉と弟は連れて行ったのだろうか。「いつ帰ってくるのだろう」、「何で置いていかれたんだろう」と幼いギャル曽根は不安になり、夜まで待ち続けたという。この時の“怖い”という感情が、今でも忘れられないと話す。するとこの時の“ひとりが怖い”という感情が、今の育児に対する不安や恐れに大きく影響していることを相談員から指摘されたのだ。

「パパが仕事で何日も家に戻らないなら、自分の実家に帰ったら?」出産後のブログには、病院から帰宅した彼女にこうアドバイスするファンが多かった。だが仕事をしている母に迷惑をかけられないと、自宅でひとり頑張っていたギャル曽根。そんな中、一日に何度もブログを更新し続けたのは、読者と繋がっていることで“孤独”と“恐れ”を忘れたかったのだろうか。

番組放送後、ギャル曽根のブログ「ごはんは残さず食べましょう」には共感と励ましの声がたくさん届いている。特に乳児を抱えた母親からのコメントが多い。中には今の自分と重ね合わせて、泣きながらテレビを見ていたという人も見受けられる。子育ての苦労を共有し、手伝えなくても話を聞いて欲しい―ささやかな新米ママの願い、番組を見ていたパパたちにも届いて欲しいものだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)