エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】本木雅弘「知り合いはいるけど友達ナシ」。俳優としての信条と意外な素顔。

アカデミー賞11部門ノミネートされている話題の映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』が、本日25日より全国で公開されている。この映画の日本語吹き替え版で、大人になった主人公の声を担当したのが俳優の本木雅弘(47)だ。実写映画の吹き替えは初めてだったので、相当な苦労があったという。

アニメ映画とは違い実写映画の吹き替えは、出演者の口の動きに合わせて台詞を言わなければならない。台本を目で追えないので、自分が演じるように台詞を頭に入れておかなくてはならないのだ。1月24日放送の『ZIP!』(日本テレビ系)“Question Time”のコーナーで、初体験した実写映画の吹き替えの感想求められた本木雅弘は、「めんどくさい仕事でした」と苦笑いする。

年齢を重ねるごとに記憶力が落ちてきたと感じている本木は、繰り返し台本を読むだけでは台詞が頭に入ってこなくなったという。そのため読み込むだけでなく、何度も書いて覚えているそうだ。“書くことでポイントを探っていく”というのは、試験勉強と似ているようである。

本木は知り合いは沢山いるが、“友達”といえる人はいないと語る。家族と一緒でない時は、ひとりでどこにでも顔を出しているらしい。近いところでは、ジャンベという太鼓に合わせて踊る「西アフリカンダンス」を習おうとある教室を訪ねたが、OLの人ばかりでさすがに断念したとのことだ。

「試練を与えられてこそ、成長につながる」という俳優としての信条と、プライベートでのユニークな発言と行動。連続ドラマの撮影では一話一話で配られる台本を、撮影が終わる度すぐに捨てるのだという。どんな役でも全身全霊で演じる彼にとって、撮影が終われば“即時に解放されたい”という思いに駆られるらしい。仕事と家族と自由な時間、本木は特に友人を必要とはしていないようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)