テレビ番組『徹子の部屋』に出演した数々の芸人が、黒柳徹子のトークやリアクションに打ちのめされてきた。昨年の8月に出演したお笑いコンビ・平成ノブシコブシなどはギャグが全くウケないばかりか、「そんなことを芸として人前でやるの…」とまで言われて呆然としたほどだ。だが、そんな中で徳井健太は黒柳徹子の攻略法を発見してしまったらしい。
2012年の8月8日に放送された『徹子の部屋』に出演した平成ノブシコブシは、まず吉村崇が上半身裸になって脇をパチパチ鳴らすネタを披露した。吉村の鉄板ネタに対してほとんど表情を変えなかった黒柳は、「音階が出るかと思ったの」と脇の音でメロディーを奏でるのを期待していたことを説明した。そんなやりとりが12月30日の『アメトーーーーーーク!大賞 5時間スペシャル』で、再び紹介されたのである。
吉村に輪をかけて黒柳徹子からショックな言葉を浴びせられたのが徳井健太だった。黒柳から「何か面白いことをやって」と振られた彼は、「まーるかいて、まーるかいて…腱鞘炎」のネタを披露したが、「それを芸として人前でやろうとよく思ったわね」と彼女から言われたのだ。徳井はもちろん、吉村も目が点になっていた。
放送では黒柳に完膚なきまで叩きのめされた平成ノブシコブシの2人。ところが収録後に徳井と黒柳は意気投合して、20分程度も談笑したというのである。それを証言した吉村は、「隠れパンダがいる。 ティッシュケースの上のパンダとかを見つけると黒柳さんと話が弾む」と攻略法ともいえる秘密を明かしたのだ。
2011年1月、フランスの大女優カトリーヌ・ドヌーヴが19年ぶりに『徹子の部屋』に出演した際に、パンダの小さな置物が気に入って膝の上に置いて可愛がっていた。久々の共演で緊張気味だった黒柳も、それをきっかけに和やかにトークできたのである。徳井の一件は、“隠れパンダを見つける”ことで黒柳は芸人とも会話が弾む可能性を示したといえる。
2013年も『徹子の部屋』を訪れる芸人は多数いるだろう。彼らにとって、この攻略法は試す価値がありそうだ。しかし、黒柳も最近では「アメトーーク!“徹子の部屋芸人”のDVDを見ましたよ」と話しており、研究している。平成ノブシコブシが攻略法を語ったことも、いずれは彼女の知るところとなるだろう。その時にも通用するかは、出演してみなければわからない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)